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タロットカードが「成功にしがみついてはいけない」と警告する理由とは?



明日は自分がイジメられるかもしれない

私が以前働いていた職場は、常に誰かがイジメられていた。
グループの中のボスが気に入らないとイジメのターゲットをコロコロ変える。

そんな日々に怯えずに済むヒントをタロットカードは教えてくれる。

その時のことを𝕏に投稿した。


「成功」とは一時的なものである

どんなにイジメのターゲットから自分が外れることができたとしても、それは一時的な物である。

タロットカード「ディスクの6(成功)」は警告する。

ディスクの6(成功)

ディスクの6が示す成功とは?

ディスクの6(成功)を占星学で表すと「牡牛座の月」である。
カードの上部に月、下部に牡牛座のシンボルが描かれている。

月が牡牛座に滞在している時、月の性質を最大限に発揮することができる。
直感が鋭くなり感情的にも落ち着き、冷静な判断ができる。
それが成功につながるのだ。

だがこの状態は一時的なものである。

成功が一時的である理由

天体の位置は常に変化するもの。
月はいつまでも牡牛座には滞在していない。

だからディスクの6の成功も、一時的であると言える。

どんなに自分自身が上手く振る舞い、イジメのターゲットから外れたとしても明日はわからない。

「自分さえ守られればいい」という精神が一時的な成功にしがみつき、怯える状況から抜け出せなくなる。


未来の変化に対応するための「心の豊かさ」

成功は一時的なもの。必ず変化するものだ。
ではその変化に備えるにはどうすればいいのか。

それをタロットカード「ディスクのクイーン(物質と感情の豊かさ)」が教えてくれた。

ディスクのクイーンは、<地の宮>の水の部分、この元素の母としての機能を表す。

トートの書

「ディスク」は「地」の象徴である

「ディスク」とは「地」のエレメントの働きを表したもの。
エレメントには、他に火・水・風がある。

「地」は具体的で実態のあるものを表す。
この特性は、物質的な豊かさや安定を反映している。

地のエレメントの中に「水」を持っている

地は堅いことから、頑固さという意味もある。
ディスクのクイーンはその中に「水」を持っている。水は感情を意味する。
これは物質的な豊かさと共に「感情的な豊かさ」も共存しているということ。

クイーンは「母」である

クイーンは「母」を象徴し、感情的な理解や共感、保護や育成という意味を含んでいる。

変化に対応するためには

成功が一時的なものなら、その後のことも考えることが必要だ。
成功したものをどのように育てていくか。
ディスクのクイーンが示すように物質的な成功の後には、感情的な理解や共感を持つことで、水のように柔軟に変化に対応できる基盤を築くことができる。

自分が成功したなら、次は他者の保護や育成し支えることが大事。
そうした関係性を保つことで、自分の成功を持続し成長させることができる。


先のない成功は環境を悪化させる

私の昔の職場のように、「自分さえ良ければいい」という人ばかりが集まると環境はどんどん悪化の一途を辿るように思える。

「自分さえ良ければいい」ことに固執すると、周りとの感情的な理解や共感が生まれず、変化にも対応できなくなるだろう。

そして変化もないまま、自分がいじめられるかも知れないと怯える日々を過ごす。

ディスクのクイーンが示すように、自分が成功したなら他者を保護する姿勢が必要だ。
ひとりひとりがそのような姿勢を持てると、職場の人間関係も変わってくるのかもしれない。

とはいえ、個人的に思うのはそのような場所からは一度離れてみるのもいいと思う。

離れてみると、如何に自分が愚かだったか気づくことになるだろう。

そんな職場の人間関係を他人事のように眺めていた私は、何もできなかった自分に対して残念な気持ちになった。

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