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タロットが教える「ストレスの対処法」



自分のストレスが減った経験

数年前まで人間関係でうまくいかず、いつもストレスを感じていた。
でも最近のストレスチェックで改善が見られた。
そんな私のストレスをためない思考法を𝕏にまとめた。


なぜストレスを感じるのか?

なぜストレスを感じるのか「ソードの3(悲しみ)」のカードが教えてくれた。

ソードの3

ソードの3が示す結論は下記だ。

「安定」から変化した時、人はストレスを感じやすい。
それが崩れるような変化の時、より強く人はストレスを感じる。

タロットの「3」は「安定」を表している。
安定が続いていると「変化」が発生する。
この変化が発生した時、多少のストレスが起こる。


なぜ安定は変化するのか?

長く安定した状態が続いていると、リソースが蓄積される。
これが一定量に達した時、新しい変化が自然に発生する。

例えば、キャリアで考える。

  1. 私は、毎日安定して(自分を揺るがすような大きなトラブルもなく)仕事に取り組むことができている。

  2. 職務の経験が蓄積され、スキルが向上した。

  3. 私の経験が評価され(経験が一定量に達したため)、プロジェクトのリーダーを任されることになった。

のような感じだ。
この世界は常に変化する世界。ずっと同じ安定は続かない。

ポジティブな変化でも、状態が変わることは少しストレスになる。


「『安定が崩された』時に、より強くストレスを感じる

安定がネガティブに変化した時を示すのが「ソードの3」だ。

同じキャリアをテーマに例を考える。

  1. 私はこのプロジェクトのリーダーだ。現在プロジェクトは順調に進んでいる。

  2. 突然、会社の方針が変わった。プロジェクトも変更する必要がでてきた。

  3. 方向が変わることで、今までやってきたことが無駄になる。

  4. 無駄になった怒りや新しい対応に悩むことにより、ストレスを感じる。

2番目で突然の変化が訪れる。これがソードの3が示すネガティブな変化だ。

ソードの3が示すのは「個人の悲しみ」の他に、「世界の悲しみ」だ。
ネガティブな変化は、自分の問題だけではなく社会的な要因でも引き起こされる。

大体は4番の状態から、ストレスと向き合うことが多いと思う。
だが、そのタイミングで向き合うと自分を責めるようになる可能性が高い。

それは4番の時点でもうすでに、悩みや怒りがピークに達しているから。
だから2番目の「突然会社の方針が変わった」タイミングで、自分自身に向き合うことが望ましい。


ストレスと向き合う方法

ストレスと向き合い、対処することについて「#7.The Chariot(戦車)」が教えてくれた。

#7.The Chariot

2番目のタイミングで向き合う方法を解説する。

1.状況を冷静に確認する

2.突然、会社の方針が変わった。プロジェクトも変更する必要がでてきた。

このタイミングでまず感情が大きく動くこともあるかもしれない。
そんな時は、まず状況を確かめることだけに注力する。

カードの戦車の御者は、基本的に座っているだけで指揮を取らない。
これは必要な事以外は行動をしないということ。

この時、慌てて行動を起こしたり目まぐるしい思考に囚われると、3、4とソードの3が示す方向に転落してしまう。

まずは今起こっていることを、そのまま箇条書きで書き出してみよう。
次に過去と今の相違点をそのまま箇条書きで書き出してみよう。

頭の中で思っているよりも、変更しなければいけない部分は少ないかもしれない。

2.過去に囚われない

戦車の御者の役目は、聖杯を持つことだけだ。

戦車のカードは、物事はいつもシンプルだということを示している。
過去に囚われることもなく目的を見失わず、いつも前進している。

囚われないようにするためには、「言葉の力」を利用する。
ストレスと向き合うには、ここが一番重要だ。

戦車の天蓋に書かれているのは、魔法の言葉「アブラカタブラ」。
これは「言葉が現実に影響を与える力を持つ」ことを示している。

言葉の力を使うステップは以下だ。

  1. 今の状況について、感じている感情を具体的な言葉にして書き出す。
    例:プロジェクトの変更により、今までの努力が無駄になって悲しい。

  2. なぜその感情が湧いたのか、理由を考え言葉にして書き出す。
    例:悲しいのは、このプロジェクトに私は膨大な時間を費やしたからだ。

  3. その感情を否定せずに認めることを言葉にして書き出す。
    例:これだけの努力と時間を費やしたものが無くなったのだ。悲しい感情が湧いて当たり前だ。

このステップを丁寧に行うことで、今の目的を思い出しシンプルに前進するための力に変える。

3.焦らず、一歩ずつ進む計画を立てる

カードの戦車は停止している。

これは走りながら考えるのではなく、止まって必要な準備を整える重要性を示している。
状況を冷静に分析し、十分に準備を整えてから行動に移す。

まずは今起こっていることを、そのまま箇条書きで書き出してみよう。
次に過去と今の相違点をそのまま箇条書きで書き出してみよう。

一番最初と同じことをしているが、自分自身の感情を受け入れた前後では内容が変わってくるだろう。
冷静になると細かいところまで気が付くことができる。

一番最初は心を落ち着かせるため。
今回は計画を立てるために行なっている。

全てを書き出しタスクの優先順位を決めたら、少しずつ行動に移そう。


全てを背負わないことを自分に許可する

責任感が強ければ強いほど、ストレスも強く感じることが多いと思う。

「#7.The Chariot(戦車)」の御者は、戦車をコントロールすることなく運行を4体のスフィンクスに任せている。

その状況を見て、自分がやらなくてもいいことをしてみよう。
戦車の御者のように、任せられることは全て任せるということを自分に許可する気持ちを持つことも重要だ。

それがより深いチームワークを作ったり、他人との関係性もより良い方向に進むきっかけになるのかもしれない。

自分以外の誰かの存在はストレスになる場合もあるが、自分のストレスに気づかせてくれることもあるだろう。

全ての責任を自分が負わず、頼れるものを頼ることがストレスを軽減させていくだろうと考える。


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