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haoto *Charity Sale*への想い

『Charity Sale  』

やろうやろうと、おそらく1年前くらいに考え始めたチャリティーセールのこと。
絵を、私個人としての「仕事」ではなく、大げさに言うならば、この世界での「はたらき」、として捉えていきたいという想いと、それにまつわる個人的な節目も合わさり、ようやく心の中で準備が整いました。

過去作品の木製キャンバスをメインに、おきもち値下げをして、かつ、その売上の20%を日本財団への寄付に充てます。

寄付先もいろいろと調べましたが、活動報告がコンスタントにあることを重視しました。

そもそもどうして、絵を通して寄付をしたいのか。 
それは、子どもたちへの想いがあるから。

その想いをどうやったら、じぶんの絵から子どもたちへ繋いでいけるのか、それを考えた時に、今回のチャリティーを思いつきました。

今を生きるこどもたちは、天からやってくる時、私たちが生まれたときよりも、最新バージョンを携えてやってきているのだな、と感じます。
私たちが子どもの頃、当たり前だった概念はもはや通用しなくなるし、通用させようとしてはいけない。

子どもたちひとりひとりの魂の輝きは、なにものからも奪われてはならないし、それをそばで見守っていくこと、そして大人たちもその美しさの恵みを与えてもらっていることに自覚的になり、感謝していくこと。

それは、私が数年間の保育経験によって、つよく体感していること。
保育するものとして、子どもたちの隣にいるものとして、いつも心にあることです。

保育するものとしてのアプローチと、それを絵を通しても循環させていきたい、という想いが根底にあって、今回のことに至りました。

特に、繊細なこどもたちの居場所づくりや、セルフケアとしてのアートや色のはたらき、障がいのある方への支援に、ずっと関心があり、でもそれが今の自分から直結していく難しさも感じてきたので、間接的にでも支援したいという想いもまた同時にあります。

「こどもとアート」で調べてあがってくる寄付先ももちろんいくつかありますが、活動報告が何年も前で止まっていたりすると、その寄付の循環に不安を抱いてしまうな…という印象でした。

日本財団の「子どもサポート基金」では、

第三の居場所、難病児支援や、社会的養護出身者の奨学金を含む、包括的な「生きにくさ」を抱える子どもたちへの支援や、子どもたちが未来に明るい希望を持てるような事業

をなさっているそうです。(上記部分はHPより引用)




一貫して思うことは、
『私は、絵を描いて、みてくれる人たちの内側に、光のポータルをつくりたい』ということ。

絵、だけではないけれど、自然や、心にふれてくるものは、その感想をうまくことばになんてできないもの、と私は思っています。

「わぁ…」と溢れてくるようなものが、そのものにふれた時の、最も素直な心の反応だなと思っています。だからこそ、自分の作品に心が共鳴してもらえるのは、とても幸せでありがたい。そこに、私とあなたの双方のあいだに、光が生まれる、と感じます。

その光の純度は、とてもクリアで、私は祈りに似ているな、と、これまでありがたいことに、たくさんの作品をお渡ししてきて実感しています。


今回のチャリティーでは、個展『ふたたびの呼羽』の作品たちがメインになっています。

この個展のタイトルとテーマに宿した想いも今一度じぶんでもふりかえるとともに、絵を通して「手渡していくこと、巡らせていくこと、光をつないでいくこと」を、もっと軽やかにやっていけたら、という、自分自身への挑戦でもあります。

やろうと思えば、いつだってできたのかもしれない。
けれど、なんかおもしろそう〜!とか、そういう軽さ、ではなく、絵をみてくれる、手元に呼んでくれるひとに、きちんと伝えられるだけの想いを、ポケットに持ち合わせないままは、やることはできないなと思っていたのです。

そして、ようやくそれができるな、という地点まで歩いてこれました○

絵を呼んでくれた方と わたし、という関係性から、さらに窓をあけて、その風を巡らせていく、循環させていく、ということの私なりのあたらしい実践です…!
絵を呼んでくれる方がいないかもしれない。
そうであっても、一定額は寄付したいと思っています。

今回のチャリティーセールは、当時の設定額よりも下げて販売します。
(おきもちsaleとはいえ、作品によってはけっこう奮発して引いてます…!)
その売上の20%を寄付に充てさせていただきます。
そして、今回のセールにてお求めくださった方には、4柄の中からお好きな2柄を選んでいただく、サンキューキーホルダーをプレゼントします。

作品一覧はまた別記事でアップします。

長々と読んでくださり、ありがとうございました○

akiko.yamaya

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