Afterクロアチア、Before米国カナダメキシコ共催W杯2026
クロアチア戦、負けちゃいましたね。
いやー、悔しい!
試合が開始してまもなく、冨安のミスから相手が決定機を迎えたときに、その相手の攻撃が意外と怖くなかったのを見て、「今日はいけるかも!」と思いました。
そして、前半の前田のゴールシーンで、「今日は絶対いける!」と思いました。
ですが、世界はそんなに甘くなかったですね。
後半にクロアチアに同点に追いつかれて、そのままタイムアップして、PK戦で負けました。
もう少しでベスト8に届きそうだっただけに、より悔しいです。
でも、今回の日本代表には十分夢を見させてもらいましたよね。
W杯優勝常連国のドイツとスペインに勝って、そして今回ベスト16の舞台で前回準優勝のクロアチアを相手に、必死に守って、必死に攻めて。
そんな日本の戦士達の姿に、胸が熱くなりました。
だから、日本代表には感謝しかないですし、ありがとうって言いたいです。
世界を驚かせた日本代表のことを、誇りに思います。
試合内容に関しては、思うところが色々あったので、いくつか書いておこうと思います。
まず、クロアチア代表について、モドリッチのプレーもすごかったですが、背番号4番のペリシッチのヘディングゴール、あれヤバすぎましたね。
あの位置からヘディングで決められるって、どんだけ技術とパワーがあるんだと。
試合の頭から最後までペリシッチの存在が効いていて、日本にとって怖い位置にいつも彼がいました。
クロアチアに負けた後でも尚、「クロアチアには勝てた、今大会が一番ベスト8進出のチャンスがあった」という論調も目にしますが、僕は試合後はそうは感じてなくて、後半から延長戦にかけての流れを見ていたら、個としても組織としてもクロアチアの方が上だったと思います。
「PK戦の前に勝ち切らないといけなかった」という人もいますが、90分もしくは延長含めた120分の中であのクロアチアに勝ち切れる絵が、僕には浮かびませんでした。
勝ち切れるとしたら、ラッキーが重ならないと無理だなと感じていました。
そういう意味では、地力の差で負けたと思います。
むしろ、後半のモドリッチのミドルシュートを権田がセーブしてなかったらあそこでジ・エンドでしたし、日本はよくPK戦まで持ち込んで勝てる可能性を残したと思います。
勝敗を決めたPKに関しては、もうじゃんけんみたいな世界なので、決めた外したの議論は空虚なだけだと思いますが、何か感じたことを書くとしたら、クロアチアのPK戦の進め方は貫禄があり、何回やってもクロアチアが勝ちそうな気がした、ということでしょうか。
クロアチアにとっては、常日頃、欧州での熾烈な競争に晒されており、そこで勝ち抜く一つのオプションにPKがあり、こういう戦いに慣れているのでしょう。
PKを外した南野、三笘、吉田に対しては、ただただ同情してしまいます。
プロの世界と比べたら失礼ですが、僕もサッカーをやっていた時代に何度か重要な試合でPKを外したことがあり、そのときの絶望感といったらないです。
PKは、本当に難しいです。
外すときは、外します。
枠外や、甘いコースに蹴ってしまうこともあるし、決まるコースに蹴れたと思ってもキーパーにスーパーセーブされることもあります。
練習でいかにPKを成功させていても、本番は練習とは全く別物なので、いかに自信があっても本番で蹴る瞬間に失敗する絵が浮かんで足の震えが止まらないこともあります。
W杯のあの大舞台でPKを蹴る選手たちが向き合うプレッシャーは、想像を絶するものだと思います。
PKは、蹴る方も見る方も、心臓に悪いので、嫌ですね。
でも、いつか日本がPKでも強豪国に堂々と勝てるようになってくれたら、それは嬉しいです。
改めて、今回のカタールW杯、楽しませてもらいました。
初戦のドイツ戦からクロアチア戦まで、本当に最後の一瞬まで痺れる展開でした。
次回W杯は、4年後の2026年、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共同開催となります。
いや、開催地のエリア、デカ過ぎるだろ!
というのは置いておいて、次回大会で日本代表はどんな戦いを見せてくれるんでしょうか。
そのためには、まずはアジアで予選を突破しないといけませんし、やることは山積みです。
W杯でベスト8以上の高みに到達するには、選手個々のレベルアップはもちろん、監督やスタッフ、日本サッカー協会も、もっともっと成長する必要があり、それはきっと、険しい道だと思います。
でも、いちファンとして、その挑戦の過程を見れることが楽しみで仕方ありません。
僕たちの日本代表を、これからも応援し続けようと思います。
おわり
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