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思い出のガトーショコラ

2月14日はバレンタイン。

皆様はいかがお過ごしだっただろうか?

企業戦略だと知りつつもついついチョコを手に取ってしまう季節。

私はやる相手がいようがいるまいが、バレンタインには手作りでチョコのお菓子を何かしら作っている。

特に毎年の欠かさず作っているのがガトーショコラである。

このガトーショコラは高校生の頃からずっと同じレシピで作り続けている秘伝のガトーショコラだ。

このレシピは高校3年生の時の担任から教えてもらったレシピである。

特に仲が良かった訳でもなく当たり障りのない担任と生徒という関係だった。

確か卒業を控えていた年のバレンタインだったと思う。

私は早々と推薦で私立の大学が決まっていたが、国立狙いの友達に付き添って毎日放課後は職員室前の机で一緒に勉強して居残っていた。

その日クラスの友達に配った手作りお菓子の余りか何かをたまたま担任にあげたとかだったと思う。

次の日に担任がお返しにとガトーショコラを作って持ってきてくれたのだ。

まさか貰えるとは思わなかったのでとても驚いたのを覚えている。

その時のガトーショコラがとても美味しくて美味しくて。

私がそのレシピを尋ねると更に次の日にはレシピをコピーして持ってきてくれた。

その時のレシピのコピーを20年近く経った今もファイルに閉じて大事に使っている。

そのレシピで作られたガトーショコラはとても好評で、ある時は友達の彼氏に、ある時は飲み屋のお客さんにと友達が作ったと言う体でバレンタイン時期にばら撒かれた。

20年近くも愛され続けているガトーショコラ。

これからも私はそのレシピで毎年ガトーショコラを焼くだろう。

一子相伝のレシピとして次に継承させていきたい。

ちなみに継承者はまだ現れていない。

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