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自己肯定感と自己愛(2024/06/13 22:59:36)

僕は基本的に自分のことが好きではない。
というもの,人間関係を上手く構築できなかったり,好きじゃないことは全く出来なかったり,どんなことに対しても才能がなかったり,人に合わせられなかったりと,嫌な部分ばかりが目に写ってきてしまうからだ。
そして何より,おそらく僕は自分に対する期待が高すぎる。
だからその期待に応えられなくてまた嫌になる。

弱い自分が嫌いで,何も出来ない自分が嫌だ。

けれど,そんな僕も僕として認めてはいるのだ。

弱い自分は確かに嫌いだ。そのせいで困ることは沢山あった。そのせいで逃げてばかりの自分になった。
けれど,僕は強くはなりたくない。
強い自分というのはそれはそれで嫌なのだ。

強い人というのは良くも悪くも人に影響を与えると思う。
たくさんの人を引っ張っていくエースのような立ち位置に,誰かの勇気に,そうやって影響を与える反面,その強さが誰かを攻撃することもある。
強いからこそ,弱い人の気持ちが分からない,強いからこそ,君が頑張っていないだけだよ,と言える。そういう強い人たちを僕は今まで沢山見てきた。
そういうことが強さというのなら,僕は強い人間になんてなりたくない。

そして何よりも,弱さというのは弱いからこそ誰かに寄り添えると思う。
弱い人が頑張っている姿を見て勇気を貰うことだってある。
弱さにだって,長所と短所があるのだ。

それなら弱い自分だって別にいい。

という感じで,自分にとって嫌いなところも,見方によっては長所となる。
嫌いなところだって,きっと大事な自分の一部分だ。
だから,そういう自分でも良いし,無理して変える必要なんてないと思う。

そういう意味では,僕は自己肯定感がある。

つまりは,自己肯定感と自己愛というのは必ずしもイコールにはならないと思っている。
これからもそんな僕を肯定しながら生きていこうと思う。

最後に,ここまで読んでくれたあなたへ。
あなたのことを肯定する誰かが現れることを願って。


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