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『さみしい』は見つからず〈◇刀〉
刀が感情を制御できずに人にぶつけたのが珍しくて書き起こしました。子肋木くんが去っていった時のお話。セリフ増量脚色強めなので都合悪ければパラレル扱いで……(
▼お借りした方
若江ヅさん
(お名前や存在だけ…)子洗朱くん、子肋木くん
別れはいつも唐突に訪れる。いつものように迎えた朝、友人の肋木が村から消えた。友人と言っても刀が一方的にそう思っているのであって、他者から見てそういう間柄であるのかは
フォロワー忍者村CS
本垢が凍結されているのでCS置き場として。詳細とか増えてきたら個別記事増やすかもです。
(唯一関係成立済は★で表しています)
▷村の忍▼豪楽
▼朱楽(★)
▼苛楽(★)
呪は毒にて〈◇朱楽〉
朱楽の恨み言話。
※嘔吐描写があります
▼お借りした方
江ヅさん
(お名前だけ)ちどめさん
子は親を選んで生まれてくる。と誰かが言っていたような気がするが、俺はそう思わない。生まれて此の方、ただの一度も。親を選べるのならば誰もが幸福な家を選ぶに決まっている。温かくて美味い飯、そこそこ柔こい布団、優しい親、気の置けぬ友。全てを持った奴はそりゃめでたいだろう。俺には関係ない話だが。
そう、関係
灼花の呪い〈◇苛楽〉
苛楽の寿命がどうして短いのかという話。
※存在だけお借りしました
梔子ちゃん
冷たく光る月が煌々と辺りを照らす晩。周囲に倒れ伏すのは商品を狙って襲ってきた盗賊一味の死体。どれもこれも殆ど四肢や首がもげた状態で血の海が広がっている。
「苛楽殿」
手に持つ朱塗りの鉄扇をしまわず盗賊の生き残りがいないか一人一人の死体を確認していた時、若い女の声が自分の名を呼ぶ。その女はこの惨状を殆ど一人で作り出
命を偲び、生命を寿ぐ〈◇刀〉
幼少期交流が許されたので勢いのまま書きました。朝火さんが生まれたばかりの子刀時代の話
▼お借りした方
(子)昼凪さん
(赤子)朝火さん
夜右衛門さん
その日は義父の七兵衛に連れられ習いたての三味線を手に、彼の昔馴染みである夜右衛門の屋敷へと遊びに行った。刀が七兵衛について行ったのは自分と同じく芸事を嗜む昼凪に会いたかったのが主な理由である。元々潜入任務の教育の一環として七兵衛の指示で習わされ
『刀』になった日〈◇刀〉
見習いが明けて初任務を受けた話。微妙にグロ、胸糞かもしれない。
初めて人を斬ったのは十五の春だった。冬を終えたばかりで肌寒さが残る季節、あちらこちらで咲き始めた花の匂いが街道で微かに漂っていたことは今でも覚えている。しかしそれよりも濃く、強く残っているのはいつだって血の臭いで。
べっとりと服についた生暖かい鮮血は戦闘ですっかり冷え、春先の風が吹けばふるりと身が震える。今し方斬り合いをしたくノ
鬼が出会い、死線が交わる〈◇豪楽〉
どんぱち(開始だけ)やりたかっただけでござる。
※注意されたし※
微グロ(首がその辺に転がってる)
▼お借りした方
双子鬼さん達
血の雨が降っている。怒号や鍔迫り合う音が飛び交い、時折馬の嘶きや断末魔も聞こえてくる。有象無象が血肉と腑を散らす戦場から少し離れた山に鬼は立っていた。
「つまらねェ。全員死んじまった」
足元に転がる首を蹴り、鬼が溜息を吐く。刃こぼれの酷い薙刀にはべっとりと赤黒い
むかしばなし〈◇豪楽〉
※注意されたし※
流血描写あり、嘔吐描写あり、多分微妙〜〜〜〜にグロでござる
お前は鬼の子じゃ。
幼き頃、そう母が罵倒していた姿は今でも覚えている。周りの娘達よりも体が大きく、村の男達より剛力で、短気なのも災いしてか癇癪一つで大の大人も投げ飛ばす。そんな娘が人の子の筈がないと。哀れな母よ。鬼の子を孕んだと村人に指さされ続けた母は心を病み、恨みの込もった目をこちらへ向け、行き場の無い感情を呪詛