【インド入国できず】コロナのせいで地球の反対側に来ることになった
今よりもコロナウイルスによる影響が酷くなかった時、2月27日、私はシンガポールにいた。
マレーシアで仕事をしていたが、本来予定していたインドへの異動が早まり
インドのビジネスE-VISA申請を前日の晩に済ませてホテルで待機しているところだった。
そして朝の時点でVISAは発行され、VISA印刷、航空券予約など渡航準備を進めようとしてるところに、このニュースが耳に入る。
ーインド入国管理局が2月27日、外国からの訪問客に対して入国時の空港で発給する「到着ビザ」(査証)のサービスを、日本人と韓国人に対しては一時的に停止すると発表した
ああ、このタイミングかい
厳密に言うと私のVISAは26日の夜には発行されていたが、VISAの有効日時は27日〜。
発行停止前だったからといって、このままインドへ入国し手続きの際にトラブルになったら困る。
そこで私は結局一時的に日本へ帰国することになった。(結局マレーシアもウイルスの影響で制限がここからどんどん厳しくなっていった)
半年ぶりに帰国した日本はやはりまだほとんどの場所で自粛ムードにすらなっていなかった。
私も幼なじみに会いにいったり外へ出かけていた。
しばらくは在宅で仕事をしながら、インドのVISA状況が良くなるのを待っていた。
しかし状況は少しずつ悪くなる一方で、私がインドへ渡航できる目処はとうとう全くたたなくなった。
そんな状態1週間程日本で過ごしていたところ、上司からの「お告げ」が
「メキシコに行ってもらいたいのだけど、明日出発できそうか?」
メキシコ。にも部署があるのはもちろん知っていたし、なんなら南米に対する興味はバリバリにあった。
ただ、唐突すぎるお告げにわかりやすく動揺する私。
一応心の準備はできているけど、物理的に明日地球の反対側に飛んでいく準備がどうしてもできなかった為、一日待ってもらい結局2日後に出発。
実は、これまで思いついた時に気が向く量だけを勉強(といえる程ではない)をしてきたスペイン語に本格的に手を付けるいい機会でもあった。
飛行機で14時間。
日本との時差15時間。
メキシコシティの空港に到着しSIMカードと食事を購入する為、空港内を徘徊。
英語、全然通じない。
ので、知っている単語とGoogle翻訳に便りながら目的を果たし、国内線で目的地に到着。
時差ぼけは思ったより酷くなかった。
ただ日本から渡航している私は、メキシコ到着後に自主隔離を14日行うよう指示がありその間社宅から出ずに過ごす必要があり、時差ぼけしていても問題にならなかった。
現在は自主隔離も無事終わり、仕事をしながら滞在1ヶ月経ったが、いわゆる”メキシコらしい”ことは私の身にほぼ起きていないのだった。
今のところでメキシコを感じたポイント
・英語が思っていたより通じない
・空気の乾燥が想像以上
・都市でも標高が高いので息苦しい
・メキシコ料理が美味しい
・サソリ(まだ出会っていないけど)
コロナウイルスの感染状況としては
メキシコは感染者数こそ日本より少ないものの、死者数は現在日本のほぼ倍の数となっている。(総人口はほぼ同じ)
感染者数も毎日数百人単位で増えており、隣国アメリカが取っている措置や、アメリカでの感染者数を考えると、メキシコでは入国制限も厳しく行っているわけではないので、今後が心配になる。
自分の周りの人は外出自粛をしており、ほとんどのレストランやお店も閉まっている状態。
ひとまずは、ウイルスの終息を願いながらスペイン語の勉強に励もう。