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I'm proud to be 八方美人


【八方美人】(はっぽう びじん)
 1.どの点から見ても欠点のない美人。
 2.誰に対しても如才なくふるまう人を、軽んじていう語。

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そう、私はeverybody's friend(浅く)になりたくて、somebody's best friendになりたいのです。

私の八方美人な部分は多分一生変わらないと思う。

「自分を動物に例えると?」という質問に対し、いつもは「猫」と答えてるけど、本当はカメレオンだと思ってる。でもカメレオンて言ったら「何で?」っていう返しが100%きて、「八方美人で、その場の人とか状況によって色が変えられる(変わってしまう)から」とか言うつもりだけど、そんな奴印象悪いなと思っての「猫」

八方美人って文字並びだけ見たらめちゃくちゃ良い意味で褒め言葉として使われる雰囲気を持っている。そもそも文字の並びが〜とか、結局美人だから〜とか、元々は「どこから見ても非の打ちどころのない美人」っていう意味だったんだよ〜とかいうワードに対しての屁理屈じゃなくて、

いわゆる「八方美人と呼ばれるタイプ」についても私の中であまり悪いイメージはない。もちろん自分自身がそちらのタイプだということを自負しているので、かもしれないけど。

一応「八方美人でいた方が楽なフィールド(大半)」と「そうではないフィールド(親しい友人や家族)」は存在する。そしてやはり自分自身が「八方美人でいるのが楽なフィールド」の中にいる時は特に、他の八方美人については何も思わない。「そうでないフィールド」に入りたいと思う相手なら、自然と自分の対応も変わってくる(はず)。

なぜ私は八方美人なのか

まず自分の中で、昔から「誰かから嫌われる」ということに対して強い恐怖があり

「特に好かれなくても良いから嫌われたくない」

「ゼロの状態で全然良いけどマイナスになるのは嫌だ」

という気持ちが行動に出ていると感じる。

こう聞くと「とにかく嫌われない為だったら何でもする」みたいなイヤな印象を持たれると思うけど、それとも少し違う。

わざわざ好んで人から嫌われたいという人はそうそういないと思うので、誰でも八方美人な部分は持っていると思うし、だからこそ八方美人にはレベルがあると思う。で、そのレベルが高い人が主に他人から悪意を込めて八方美人と呼ばれる。

あとは「計算高いタイプ」と「どうしてもそうなってしまうタイプ」もまた違う。八方美人は奥が深い、だからいわゆる八方美人でも皆違う考えを持っているはず。

ちなみに私は自分が八方美人気質である事を分かっているけど、それに嫌気がさしているわけでもなく、ストレスに感じているわけでもない。仕事だけでなくプライベートでの社交場などで八方美人を発揮する事もあるけど、それは「そういうフィールド」であるから特にしんどくもない。

この姿勢でいた方が楽な状況は多いし、例えば自分があの時逆の姿勢を取っていたら上手くいっていないだろうなと思う事もやっぱり多い。ただ、八方美人だからと言って特別おしゃべりな訳ではないのでスモールトークとか好きではない。それが必要な状況ならしてしまうけど。

自分の中の八方美人を感じるポイント(?)

・めんどくさそうなら意見は押し通さない

・基本YESマン

・人の持ち物、見た目、趣味などの批判が出来ない

・また誘ってください!とかまた行きましょう!とか口癖

・何でも卒なくこなす事を褒められる

・気分が乗らず予定を断る時も何かしらの理由をでっち上げる

・社交的だねと言われる時

私が考える八方美人が嫌われる理由

・本音を言わない

大体のケースがそうかもしれないけど、普通にいつも本音で話しているBorn to be八方美人ケースも多いはず。本音を言わないから、と言うよりもその事がバレているのが原因である為浮気と紙一重。バレたらあかんぜよ。あと、何でもかんでも本音を言うのが正義って訳でもない

・陰口を言う

自分を守る為に陰口を叩き始めたら結構取り返しがつかない。こうなったら八方美人と言うよりただの「陰口を言う人」にカテゴリ変すべき

・優柔不断

すいません優柔不断です。どっちでも良いよ、どうでも良いよ、どうなっても何とか上手くやるよ的な考えもある。

・媚びてる

媚売りガツガツ系のの八方美人もいれば、受け身で愛想いい人系八方美人もいる。自分は媚びとかはあまり売れない系。

八方美人が生まれるまで

他人への対応はそこそこなのに自分には優しくしてくれる人って、ただの「普通に良い人」よりも、良く見えてしまう所があると思う。

だから別に自分には何の害もないのに、ある人が誰にでも良い顔してる所を見るとなんか面白くない、を通り越して逆に良くなく見えてしまうのかもしれない。

「良い顔」という言葉自体「悪い顔」がある前提だからネガティブイメージを含んでしまってる。

■「相手がこうだったら嬉しいランキング」(私調べ)

優勝:自分には優しい人

第2位:誰にでも優しい人(八方美人)

第3位:誰にも優しくない人

最下位:自分には優しくない人

私としては、相手が八方美人であれば「優しくない人」よりも全然良い。

八方美人より上にいるのは、自分には優しくしてくれる人=他人と比べて自分に対して優しい=自分に何らかの魅力を感じてくれている人。

つまり八方美人が嫌われる原因の一つは「自分を特別扱いしてくれないから!」という周りの人のワガママの結果かもしれない。

ある八方美人の悩み

I am proud to be 八方美人とかいいながら、ストレスはないとか言いながら、結局悩むんかい。

それは「八方美人」という言葉のせいで、自分の意見を言わずに我慢したり、周りの顔色を伺ったり、空気を読んだりする人の事を「八方美人カテゴリ」にすぐ入れたがり、バシバシ自分を突き通す事が最高だと思っている人がいる事。

八方美人=悪、ではないし、すぐ自分の意見を誰にでもはっきり言う=正義、ではない、であって欲しい。

とは言っても昔と今の自分では八方美人の中身も少し異なる。今は「他人に嫌われたくない気持ち」が薄れてきて、別に合わない人はいるからね、と割り切る事が簡単にできる様になった。どうしても言いたい事は、我慢せずに言う様にもなった。それでも八方美人でいる事は楽なので基本的にはこのベースを崩さない、という感じ。

八方美人にはそれぞれフィールドがあるし、色々なタイプがいるし、その人のタイプも時間によって変わる。八方美人にイライラする気持ちも分かりますが、私たちがいなくなったら色々と大変でっせ。



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