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社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(1.きっかけ編)

2019年10月より東京都立産業技術大学院大学産業技術研究科情報アーキテクチャ専攻※1に在籍しています。(今は卒業単位も全て取り終わったので、たまに講義ビデオを見つつ、ほぼ日常生活に戻っております。)

今回は自身の備忘録と、産業技術大学院大学(通称AIIT)を目指す方、通っている方の参考になれば、と考え、思い出しながら書いてみます。
本日はそもそもなぜ通うことになったのか、通学のきっかけについて書いてみようと思います。

【参考までに経歴など】品川方面でIT系企業でサービス企画/推進を行うサラリーマン。妻と息子と3人暮らし。文系(人文系)出身。

① きっかけ

大学院に行こうと思った背景はいくつかあるのですが
・文系出身SEでIT分野に関するバックボーンがなかったので、IT分野全般について体系的に学習したかった
研究活動、学会発表に対する(漠然とした)憧れ <学部時代は割と遊んでおり、社会人になってから後悔...>
・OB/同級生との人的ネットワークの形成
などなど。
ただそうは言っても、各種ライフイベント(結婚、出産、住宅購入等)を経験しつつ、業務は相変わらず忙しい状況下でなかなか踏み出せずにおりました。

②なぜAIITなのか

じゃあなぜAIIT(東京都立産業技術大学院大学)に通うことにしたのか、理由は大きく分けて3つあります。

(1).学費
大学院に通うにあたり気になるのは学費。数年前に35年の住宅ローンを抱えてしまった身としては、学費が重くのしかかってきます。一説によると2年間で国立大学院は約135万円、私立大学院は約180万円、学部によってはそれ以上とも言われるため、二の足を踏んでしまいます。
厳しいお財布事情の社会人の強い見方が、教育訓練給付金制度
教育機関のコース、学部にもよりますが、一般教育訓練給付金であれば20%、専門職業訓練給付金であれば最大70%がキャッシュバックされる制度。
私が通おうと思っていた情報アーキテクチャ専攻は専門職業訓練給付金の対象コースだったため、通常であれば118万以上かかる学費が、35万程度で済んでしまう、とのこと。これは懐が厳しいサラリーマンの心を揺さぶるポイントでした。
## ちなみに現在AIITのコースによって制度の利用可否が異なるため、要注意

(2).単位バンク(科目履修)制度の活用
お金の問題がクリアしたとしても、次に気になるのが業務と並行して通学ができるのか?という点です。その点をクリアにしてくれたのが単位バンク制度でした。
正規入学前に科目履修生として通った際の単位を最大5年間貯めておくことができる制度で、正規入学前に科目履修生として通いながら、通った時の雰囲気、難易度、業務と両立できるかを事前に確認することができます。(科目履修生として通った際の学費は正規入学の時に返金されるため安心!)
## ちなみに単位バンク生向けの入試もあり、私はそれを活用して入学しました。
## 詳細は3.入試編にて。

(3).通いやすさ
通うにあたって通学のしやすさ、というのも割と大事です。
私の場合は、会社から大学院まで徒歩10分以内という圧倒的な通いやすさも大きなポイントでした。授業がない時でも会社帰りに図書館で勉強する、など学習できる環境を整えるやすい状況でした。
## ちなみにAIITの最寄り駅は品川シーサイド駅・青物横丁駅であり、
## 京急、埼京線ユーザにとっては通いやすい立地かなと思います。

これらの理由をきっかけに、科目履修生(後に正規学生)として入学を決意しました。(2.科目履修生編に続く)

※1 2020年4月再編により情報アーキテクチャコースに変更

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