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社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(4.専攻•コース編)

2019年10月より東京都立産業技術大学院大学産業技術研究科情報アーキテクチャ専攻※に在籍しています。(今は卒業単位も全て取り終わったので、たまに講義ビデオを見つつ、ほぼ日常生活に戻っております。)
※2020年4月再編により情報アーキテクチャコースに変更

今回は自身の備忘録と、産業技術大学院大学(通称AIIT)を目指す方、通っている方の参考になれば、と考え、思い出しながら書いてみます。
本日は専攻・コースについて書いてみたいと思います。

参考.過去の記事一覧
1.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(1.きっかけ編)
2.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(2.科目履修生編)
3.社会人大学院(東京都立産業技術大学院大学)体験記(3.入試編)

1.AIITの専攻・コース

AIITは2021年段階で2つの専攻、3つのコースが存在します。

[専攻①]情報アーキテクチャ専攻
[専攻②]創造技術専攻
※専攻については2021年度をもって廃止予定

[コース①]情報アーキテクチャコース
[コース②]創造技術コース
[コース③]事業設計工学コース

イメージしては専攻①≒コース①、専攻②≒コース②という感じですが、もともと各専攻にあった事業アーキテクトコースが独立してコース③ができたイメージかと思います。2つの専攻は2021年度で廃止予定ですので、3つのコースについてそれぞれ確認していきます。

2-1.情報アーキテクチャコース

AIITのコース紹介ページによると、「情報システムの開発の現場で活躍できる情報システム開発のための各種IT高度専門技術者「情報アーキテクト」を養成」するコースとなっています。
SIerなどのIT企業、事業会社のIT部門の社会人が多い印象です。(社会人比率は8-9割前後)
修了すると情報システム学修士(専門職)(Master of Technology in Information Systems)がもらえます。
4つのキャリアモデルコース(ストラテジスト・システムアーキテクト・テクニカルスペシャリスト・プロジェクトマネージャ)が設定されています。
それぞれのキャリアモデル毎の推奨科目も設定されておりますので、もしよければご参照ください。
※ちなみに私はプロジェクトマネージャモデルで履修しました。

情報アーキテクチャコースでは、キャリアモデル毎に研究室(PBL)の選択肢が変わってくるので、研究室選択を早い段階で意識しながら講義を選択する必要があります。

2-2.創造設計コース

AIITのコース紹介ページによると、「情感性と機能の統合デザイナーとしてイノベーションをもたらす「ものづくりアーキテクト」」を育成するコースとなっています。
"ものづくり”を色々な側面から見つめており、色々な分野の社会人が集まっている印象です。(社会人比率は6-7割前後)
修了すると創造技術修士(専門職)(Master of Technology in Innovation for Design and Engineering)がもらえます。
4つのキャリアモデルコース(インダストリアルデザイン/開発設計/AI・データサイエンス/グローバルシステムエンジニアリング)が設定されています。
それぞれのキャリアモデル毎の推奨科目も設定されておりますので、もしよければご参照ください。

※研究室(PBL)配属にあたってはキャリアモデル等も踏まえて配属が決定するようです。

2-3.事業設計工学コース

AIITのコース紹介ページによると、「起業・創業・事業承継などを通して新しい産業を創り出す高度専門職業人である「事業イノベーター」」を育成するコースとなっています。
いろいろな分野から学生が集まっている印象です。
修了すると事業設計工学修士(専門職)(Master of Technology in Business Systems Design Engineering)がもらえます。
4つのキャリアモデルコース(アントレプレナー/イントラプレナー/事業承継)が設定されています。
それぞれのキャリアモデル毎の推奨科目も設定されておりますので、もしよければご参照ください。

※研究室(PBL)配属にあたってはキャリアモデル等も踏まえて配属が決定するようです。(新設コースなので今後どうなるかはわかりません。。。)

3.コース選択

コース選択で悩む方もいらっしゃるかと思いますが、もし悩んだ場合は
各コース毎の専任教員(コース毎の担当教員)
教育訓練給付金対象コースか否か
をみてコース選択をしてみると良いかもしれません。
(教授/准教授で〜特別演習という科目を持っている先生が研究室を持っているイメージになります)
※ちなみにコース間を跨ぐ講義選択もできますし、卒業後10年間全コースの講義が確認できるため、講義を受講する、という意味ではあまり悩まなくても良いかもです。

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