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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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#青森

血縁でも社縁でも地縁でもない、あたらしい「縁」

私のテーマ「50代からのリセット&リスタート」 に行きつくまでには、いくつかのきっかけになる本がありました。 そのうちの1冊について書いてみたいと思います。 衝撃的なタイトルですよね。 以前のこちらともつながる話です。 ※他の本については、以前こちらで書きました。 無縁社会 こちら読んでみると、 知らない間に日本が「貧乏な国」になってしまっていたのと同様、 既に私たちの「日常」になりつつある話です。 (この本は2010年出版ですから、事態はさらに進んでいると思われま

運は「ひととなり」が呼び込むものかもしれない

棟方志功(むなかたしこう)という方をご存じですか? 先日こちらを見てきました。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 棟方志功とは 皆さんも、一度はこのような作品を目にしたことがあるのではないでしょうか? 棟方志功は青森出身です。 私は実家が青森で、高校卒業まで青森で過ごしました。 小さい頃に、新聞に棟方志功の作品がよく載っていました。 朝日新聞の、青森版のおそらく日曜版とかだったのかなと思います。 このような本人の写真もよく憶えています。 囲炉裏の煤で眼を

雪の降る日に田舎を思う

今日は東京でも、朝から雪が降っています。 冷たい空気で思い出した「田舎の暮らし」について、 書いてみたいと思います。 東京ってラク 私の実家は青森の、さらに「へき地」にあります。 私は、高校を卒業するまで住んでいました。 実家を離れて、すでに40年近く経ちます。 父が4年前に他界し、今実家には 85歳になった母が一人暮らしをしています。 東京に住んでいて、冬になると毎年思うのが、 「晴れの日」が多くてラク、ということ。 青森は11月下旬には初雪が降り、 3月下旬までの

時間の流れを合わせてみる:実家での過ごし方

実家に帰省して、 朝私が少しだけ早く起きてリビングに行ったら、 母は、NHKのラジオ体操をしていました。 私が実家にいた頃からしていました。 えらい(笑)! 掃除は毎日欠かさず。 畑も細々ながらやっています。 母は働き者で、毎日コツコツと努力するタイプです。 人生を、なんとかマネジメント出来ています。 おかげで84歳の今も、一人暮らしが出来ています。 それは良いのですが、、 それも含めて、「本当に人って変わらないんだな」 そう、改めて思いました。 母の暮らしは、この家

田舎の食べ物から「多様性」を考える

あなたのソウルフードは何ですか? 実家の母が送ってくれた荷物に、これが入っていました。 何だかわかりますか? 「笹餅(ささもち)」です。 笹団子は見たことありますよね? 新潟の方の、丸い団子が笹でくるまれてつながってるやつ。 それとは違うんですね。 これは、あんこが生地に練り込まれています。 ・あんこを餅粉に混ぜる。 ・こねて、笹でくるむ ・蒸して、出来上がり! 全体がもちもちしてます。 レシピありました。こちらの写真は上品(笑)! 母は、よく荷物に入れて送ってくれ

田舎の原風景はもう要らない?

「ぽつんと一軒家」見ていますか(笑)? 面白いですよね? 私の実家は青森県の津軽地方というところです。 「ぽつんと一軒家」を見ても、実家の周りを見ても、 東京より田舎の高齢者のほうが元気だなと感じます。 皆さんの「実家」はどこですか? 何年前まで住んでいましたか? 今日は地方の過疎化と、失われゆく「原風景」について 考えてみたいと思います。 進む過疎化 私は、高校卒業と同時に上京しました。 かれこれ40年近くも前に、田舎を離れたことになります。 以前、日本の人口