無辜

永延と刺してくる閃光が痛くて、でもそれは紛れもない生で、いつかの星の点滅になっていて、息溜めと寿命を吐き出すためだけの呼吸で、いつかの死、新しい胎児への憧れ、人はみんな浮遊している、足を地につけないまま、胎児のままだと君は言った、急上昇する心拍数でどうにかしそうな爪先と私だけの失楽園がブルーだった、それだけを覚えていた

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