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「わたしのこと。」〜疾患と向き合う〜

今日は「わたしのこと。」についてお話できたらなと思います。

自己紹介では話さなかったこと、ちょっと深いところまでお話しようと思います。

共感できる方がいらっしゃったら嬉しいです。



まず、「チック症」と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。

チック症とは、まばたきや咳払い、首振りや奇声が本人の意思に関係なく繰り返し出てしまう疾患です。 チックが起こる前には、その動作をしたいという強い衝動が生じます。 この衝動は、くしゃみをするときや、かゆいところをかきたくなるときの衝動に似ています。 チックを起こすと、その衝動は一時的に落ち着きます。

りたりこジュニア

私がこの疾患を発症したのは小学校4年生の時です。
私の当時の症状は、主にまばたき、顔しかめ、咳払い、鼻すすりなどでした。


ここで、「チック」には2種類あって、「音声チック」「運動チック」があります。

私の症状の、咳払いと鼻すすりが「音声チック」、まばたきと顔しかめが「運動チック」になります。


チックが出るときにはある法則があって、症状が激しいときは、緊張しているときや興奮しているとき、逆にゆっくりしているとき、また一つの物事に集中しているときには症状が軽くなります。

私のチックがよく出るときは、人前での発表のとき、人と話しているときなどです。たまにピアノを弾いているときにも出ます。


私はこの疾患と付き合ってきて、一番しんどかったのが、大学1年の頃です。

このとき私はとても多忙な生活を送っていたため、落ち着ける時間が少なかったのです。
そしてチックの症状が次第に増えていきました。

以前からある症状に加え、何かを触りたくなるような感覚や、肩を回したくなる症状、壁にぶつかりたくなる衝動などがありました。

それが、一番困るときに出ていたのです。
それがピアノを弾くときです。

例えば、弾いているとき、全く別の鍵盤を押したくなったり、腕を無駄に動かしたくなったり、まばたきが止まらなかったり、ピアノを弾く上で支障が出るのです。
私はコンクールなど本番の舞台でも何回もこの症状が出ました。
弾きにくく、早く舞台から去りたいと何度も思いました。


この疾患は簡単に治るものではありません。
薬物治療もあり、私は昔少しだけお薬を飲んでいましたが、今は全く飲んでいません。

これまでこの疾患に何度も悩まされてきましたが、私はうまくこの疾患と付き合っていくことによって治ってくると思ったのです。


少し馴染みのない疾患ですが、みなさんに少しでもご理解いただけたら嬉しいです。


最後まで読んでくださりありがとうございました。


また他の記事でお会いしましょう!




あんずのき

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