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10年後、どんなフォトグラファーになっていたいか。

作品写真:小瀬川理恵
文章:木下恵修

アンズフォトの「成功するフォトグラファー育成講座」
卒業生インタビュー_1

アンズフォトでは、広告や企業系の写真および動画撮影サービス、ウェディング撮影などの他、後身育成のためのスクール事業「成功するフォトグラファー育成講座」を展開しています。スクールでは、撮影技術はもちろん、1人の社会人としてのマナーや将来的にフォトグラファーとしてどうありたいかといったマインドなど、幅広く座学&演習を授けています。

その最大の特徴は、アンズフォトで受注している仕事のアシスタントとして現場に出たり、経験・成長次第で仕事そのものを任せる仕組みができていることです。単なる教室ではなく実際の仕事と直結しているからこそ、受講生もイメージを掴みやすく実績を作りやすいのです。

これから数回にわたって、スクール卒業生へのインタビューと仕事内容などをご紹介いたします。第1回目は、小瀬川理恵さんです。

フォトグラファーとしての幅を広げたい

ーー講座を受講するまでの経歴について簡単にお聞かせください。
小瀬川 新卒で業界大手のウェディング撮影会社に就職して、フォトグラファーとしてのキャリアがスタートしました。その後フリーになり、撮影会社の契約フォトグラファーとして仕事を請けたり、個人でウェディングの撮影を請けたりしていました。そのなかでアンズフォト代表で「成功するフォトグラファー育成講座」主宰の安澤剛直さんと知り合い、アンズフォトの仕事をいただいたりしながら、安澤さんが定期的に開催していた「アンズガレージ」というプチ勉強会にも参加していました。

ーーそうして「育成講座」にも参加したのですね。
小瀬川 はい、安澤さんが本格的なスクールを開講すると聞き、ウェディング以外の仕事について幅を広げたいと思っていましたので、いい機会だと思いました。ウェディング撮影会社では、スタジオにおけるライティングなどの技術を学ぶ機会はありませんでしたし、先のことを考えたら、まずはしっかりと基礎的な技術を身につけなければと思いました。

ーー実際に受講して、いかがでしたか?
小瀬川 座学と実習でライティングや構図などの基礎をしっかり学ぶことができました。それと同時に、自分のフォトグラファーとしての将来像と言いますか、自分を見つめ直してこれからの目標設定を考えながら行動するということを学びました。それまでは、目先の仕事をこなすのに一所懸命でしたが、「こうなりたいから、今どんなことができていなきゃならないか」みたいなことを考えて仕事に向き合えるようになったんです。たとえば、お金のこともそうです。「いくら稼いでいたいのか、そのためにはどのくらいの単価で仕事を請けられるようになればいいのか」など建設的に考えるようになりました。そうした、技術以外のマインド部分の大切さを学んだことは、大きかったと思います。

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座学講義中の「講師・安澤剛直」

「お客様あってのフォトグラファー」を常に意識して

ーースクールでの勉強として、現場にも出ると聞きました。
小瀬川 安澤さんのアシスタントとして現場につれて行ってもらうこともありました。従来、私はウェディングの撮影を主に撮影をしてきましたので、企業の広報や広告などの現場は新鮮でしたし、撮影の雰囲気づくりも勉強になりました。たとえば被写体への臨機応変な声がけやポージングなどは、実際の現場だから分かることがたくさんあるんですよね。そうした部分も含め、プロらしいフォトグラファーの振るまいやお客様とのコミュニケーションなども、現場で見ながら盗ませていただきました。

ーー実際にお仕事にもつながっているようですが、どのような撮影をされましたか?
小瀬川 神奈川県警察川崎市警察部のお仕事でポスター撮影の機会をいただき、ミュージシャンやスポーツ選手など有名な方々を撮影しました。有名人の方を撮影するのは初めてでしたので、すごく緊張しました。ロケハンのときは安澤さんも来てくれたのですが、本番の際は私だけで(笑)。でも、信頼して任せてくれたのだと思って、頑張りました! それもこれも、技術だけではない「フォトグラファーまた社会人としてのあり方」や「現場の空気感」を学べたおかげだと思います。お客様あっての私たちですので、そうした姿勢を学ぶことのできるスクールはありがたいですね。

ーーこのスクールは、どのような人に向いていますか?
小瀬川 これから独立を考えているようなフォトグラファーにはオススメです。また独立して間もない、これから先の自身の活動について悩んでいる方にもオススメしたいですね。いろいろな糸口が見つかると思いますよ。

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小瀬川さんが手がけた警察のポスター。川崎市のロゴマークのカラーをイメージしてデザインを制作するため、3種の撮影を行った。

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2期生の実習にアテンドする1期生の小瀬川さん。『受講生と安澤講師のやりとりを見ることも勉強になります』と話した(写真上は一番右、写真下は一番左が小瀬川さん)

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