アニメ『ヴィンランド・サガ』(原作:幸村誠)が最高すぎたのでChatGPTとネタバレにならない範囲で語り合いました。
『ヴィンランド・サガ』は中世の北海のヴァイキングたちが覇権を広げる時代を描いた歴史アニメです。アイスランドに生まれた主人公トルフィンの物語に並行してデンマーク王子クヌートやヴァイキングのアシェラッドの物語が展開され、それぞれ神話や宗教とのかかわりが色濃く描かれています。
愛について
(問)アニメ『ヴィンランド・サガ』を観ました。このアニメの大きなテーマの一つは「愛」ですね、様々な愛のかたちが描かれています。象徴的な描写の一つに愛の本質を死に見る場面があります。あなたは愛の本質は死だと思いますか。ネタバレのない範囲で回答してください。
(問)ではあなたは愛は何だと思いますか。あなたの考えを教えてください。
(問)では相手を受け入れることができない場合は愛は成立しませんか。
欲望し過ぎないこと
(問)他者を受け入れるためには、他者に要求しすぎないこと、あるいは欲望しすぎないことが望ましいと思いますが、いかがですか。
(問)他者に何も要求しないということは、極論すると一人で生きていくということでもありますよね。
モノにおける愛
(問)非生物にも愛はあるのでしょうか。たとえば、モノは私達に何も要求することなく自らを他者に与えているように見えます。
(問)死というのは、言い方を換えると非生物になることでもありますよね。愛の本質が死にあるというのは、モノであることが愛の本質と言えるのではないでしょうか。
愛すること、食べられること、寄生されること
(問)その意味からすると、愛することと被食という行為はかなり近いようですね。
(問)愛の本質は死であるというテーゼを食客論に敷衍して考えると、寄生するということは宿主に気付かれずに宿主から贈与を受けているとも言えます。この場合、宿主は寄生者に何も求めていないことになりますので、これも愛といえるかもしれません。
ヴィンランド・サガとほとんど関係なくなってしまいましたが、星野太の『食客論』では海賊も食客として扱われていて、ヴァイキングの建国物語と食客論の矛盾は検討に値するかもしれません。
それにしても、さすが大量のテキストデータを学習させたAIは議論を一般的な理解に引っ張っていってくれるのですが、逆にいうとアイデアを転換するような議論はしてくれなくて、批評的な対話は向いていないかもしれません。