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メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか?

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最新著書『「メイド・イン・イタリー」はなぜ強いのか?:世界を魅了する<意味>の戦略的デザイン』に関するさまざまなメモを書いていきます。
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#ラグジュアリー

ガストロノミーとしての「ラザニア」の楽しみ方

ガストロノミーが注目を集めつつあります。ガストロノミーは料理を中心として文化や歴史などあ…

伊仏の料理から新旧ラグジュアリーを考える場。

「ラグジュアリー」と呼ばれる、あるいは認知されることを多くの視点と長い時間からみることに…

「ビジネスと文化」を論議するー文化創造者としてのラグジュアリー・スタートアップ。

「ラグジュアリー」は、常に論議を呼ぶ言葉です。多くの意味をもつ言葉であると同時に、その多…

なぜ、日経新聞に欧州高級ブランドの記事が目につくようになったのか?

先月からの日経新聞の記事で、ある変化が気になります。欧州の高級ブランドを取り上げる記事が…

「ラグジュアリー」の意味のイノベーション

今週、ある大学で「新しいラグジュアリー」についてレクチャーすることになったので、意味のイ…

遠いところにいると思っていた人が、思いのほか近くにいる ー 新ラグジュアリー考

服飾史研究家の中野香織さんとの共著『新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義』が…

文化を「小さな箱」から解放させるー「意味づけ」を起点に社会を構想する

この1年間、どこの国でも文化芸術分野は極めて不利な立場に追い込まれました。日本では文化行政、あるいは文化の社会的位置づけの弱さが露呈したとの指摘があるようです。 翻って日本。芸術コーディネーターの米屋尚子は「産業として分析されてこなかったため、国はどこを支援すれば業界が回り出すか全く把握していない」と指摘する。文化庁が用意した21年度の支援策は通称「ARTS for the future!」。何か新しいことを企画すれば補助金を出すという。見取り図のないまま、未来へ向けて金を

肥大化したラグジュアリーの終焉か ー生き残りに多文化共生主義を目指すべきでは

ラグジュアリー領域とされる市場では、最終消費商品の場合、およそ70%は欧州企業の売り上げで…

LVMHのティファニー買収撤回から思うー新しいラグジュアリーの兆候は?

昨年末、フランスのラグジュアリーコングロマリットLVMHが米国のティファニーを買収すると発表…