マガジンのカバー画像

メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか?

48
最新著書『「メイド・イン・イタリー」はなぜ強いのか?:世界を魅了する<意味>の戦略的デザイン』に関するさまざまなメモを書いていきます。
運営しているクリエイター

#ヨーロッパ

「ビジネスと文化」を論議するー文化創造者としてのラグジュアリー・スタートアップ。

「ラグジュアリー」は、常に論議を呼ぶ言葉です。多くの意味をもつ言葉であると同時に、その多…

イタリアの議会選結果に過剰に反応しないわけーー全体状況を落ち着いてみるためのヒン…

時は進み、それに従い、人々の考え方や心も変化していきます。この移り変わりは、欧州の政治を…

「人生観とは枯れたもの」との見方から脱却した方が良い。

日本で「人生観とは枯れたもの」との印象が強いと以下のコラムで書いた。年齢のいった作家やお…

「ラグジュアリー」の意味のイノベーション

今週、ある大学で「新しいラグジュアリー」についてレクチャーすることになったので、意味のイ…

遠いところにいると思っていた人が、思いのほか近くにいる ー 新ラグジュアリー考

服飾史研究家の中野香織さんとの共著『新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義』が…

『新ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義』で書いたこと、書ききれなかった…

今月28日に『新・ラグジュアリー ――文化が生み出す経済 10の講義』が出版されます。服飾史研…

文化を「小さな箱」から解放させるー「意味づけ」を起点に社会を構想する

この1年間、どこの国でも文化芸術分野は極めて不利な立場に追い込まれました。日本では文化行政、あるいは文化の社会的位置づけの弱さが露呈したとの指摘があるようです。 翻って日本。芸術コーディネーターの米屋尚子は「産業として分析されてこなかったため、国はどこを支援すれば業界が回り出すか全く把握していない」と指摘する。文化庁が用意した21年度の支援策は通称「ARTS for the future!」。何か新しいことを企画すれば補助金を出すという。見取り図のないまま、未来へ向けて金を

イタリアの地方の風景と自分の経験を照らし合わせてみる。

今月15日に開催するイタリア地方再生をテーマにしたオンラインイベントでモデレーターを務めま…

LVMHのティファニー買収撤回から思うー新しいラグジュアリーの兆候は?

昨年末、フランスのラグジュアリーコングロマリットLVMHが米国のティファニーを買収すると発表…