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お金持ちの女性は政略結婚することもある
ブログ書く主婦のANSYです。
私は(なぜか縁あって)お金持ちの、いわゆる太い実家を持つ女性と知り合う機会が多い。
若いころは「お金持ちの親!羨ましい!!!」
って自然に思ってた。
だって、欲しいモノはまず買ってもらえるし、マンションだって借りてもらえるし。
なぜか親が娘の彼氏に理解あったりして、同棲費用を出してもらってる人もいた。
海外旅行費なんかも軽く出してもらえるし。
就職もそこそこに、結婚話が学生時代からある女性もいたので、めっちゃ羨ましかったですね。
就職の苦労も無しで、やっぱり親が選んだお金持ちの男性と結婚して、人生安泰という彼女たちの人生を想像しては「あー、私はなぜ庶民育ちなんだろー」と嘆いた。
実際に目の前に、恵まれた環境の女性がいると、やっぱりそういう気持ちにはなる。
私に何か才能があるとか、ステキな彼氏がいて恋愛面に恵まれていたとか、そういうのがあれば話は違うのかもしれません。
いや、そういうのぜんぜん無かったから……。
でも本当のお金持ちの女性の結婚は、私が憧れるほど、生易しいものではなさそうな気もしてきました。実際にお話を聞くと、そして年を重ねた今考えると、親が決めた結婚(政略結婚)が、全部ハッピーというわけではない。
というか、基本的に違うんじゃないかと思ってる。
娘にハイブランドを与え続けたAさんの母
学生時代の知人女性のAさんは、10代後半の若いお年頃でも、いつもハイブランドのアクセサリーを身に付けていた。ラフな感じで指輪とかしていて、私が
「かわいいね」というと、彼女はあっさり
「うん。これカルティエ」と答えるのだった。そういうのは「ママのおさがり」だそうです。でも最新のデザインだったりしたので、おさがり、ではなく、単に買ってもらったのでは……と思った。
Aさんの母親は、トラブルを抱えていた。
愛人がいた。その件について娘によく話すらしい。あまり質のいい愛人ではなかったらしいが、それでも別れなかった。
そんな話題で気まずくなると、Aさんはサっと母親からブランドモノを買い与えられて、ボーイフレンドと遊ぶおこずかいももらっていた。
Aさんのご両親の夫婦関係は破綻していた。
母親はメンタル面で相当思い詰めていたのではなかろうかとも思う。
でもAさんは、親の関係を嘆かなかった。実際もっと悲惨な家庭もあるしな。
うちなんかも親が問題起こしてたけど、私に1円も入らなかったぞ。
それはさておき、Aさんの親は、何よりも「愛のない結婚はアリなの、でもお金は持てるでしょう」という、徹底した教育をしていた。
Aさんはそれに適応していた。
お金持ちの親はそういう教育がスタンダードなのだろうか。
結婚が決まっているのに不幸そうなBさん
次に知り合った、短大生のBさんも似たような感じ。
彼女もやっぱりかわいくて、人当たりが良くて、ビッチだった。
連れ歩く男性が、いつも……いろいろなので、私は素直に、モテるんだなと思った。
Bさんはいつも流行のファッションを着て、ヘアスタイルもフェミニンな感じ。
彼女が笑顔になると、なんとなくその場の雰囲気も和んだ。
Bさんの徹底したモットーは「同じ服を二回着ない」というところだろうか。
今にして思えば、クローゼットの中はどんなだよ……と謎です。
ある日、電車の中でBさんとおしゃべりをした。
マンガとかの話題だったかな。私たちはそんなもんで笑いあっていた。
ふとBさんが「私は、学校を卒業したら結婚するの」と言った。
私は(本当に素直に)「え!いいな!おめでとう!」
と返した。
そうしたら、Bさんはうつむいてしまった。不穏な空気が流れた。
「あんまりいい人じゃないんだよね……」
そう言って「だから今のうちにオトコと遊んでおくの」と、渋い顔をして言った。
私はBさんの悲しみにも怒りにも似た表情が忘れられない。
ただ当時は「なんで婚約者がいるのに、他の人と付き合うんだろう?」としか思えなかったし、やっぱり就職の苦労も無く、さっと嫁ぎ先があるのはラッキーな方でしょ?とも考えた。
でもBさんの表情を思い出すと、相当イヤな婚約を押し付けられたんだろうな、と同情もした。
政略結婚は厳しい世界
「お金持ちの政略結婚」は、やっぱり当人の意志も人権も無視して、両家(ないし両一族)のメリット重視だから、厳しいのでしょうね。
Aさんの母親が、愛人を作ってもなお、離婚に至らず、浪費三昧の生活ができたのは、政略結婚が、両家の絶対契約みたいになっていたのでしょう。
Bさんはお相手のことを詳しく話さなかったのだけど。
話すと私がドン引きすると思ったのでしょうか……というか、女友達とかに、そういう反応をされたのかも。
政略結婚だと、男性側がとーんでもなく年上とか、モラハラとか、離婚歴がいくつもあるとか、そもそも愛人持ちとか、どんな問題があっても「結婚させられる」わけで。
妻側はさらに多産であることを望まれるし。
いくつものストレスを越えて、真のマダムになれるのです!
もちろん幸せな結婚の人もいるでしょうけど、私は少数派だと見ている。
高額なお金とか親族のメリットのみで結婚させられるんだよ。あんまりまともな話ではない。
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