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糖質制限の末路

よく「糖質制限制限してるんですよ」といったことを耳にする。
「やめたほうがいい」と思うが言えない。
生活スタイルや食事のスタイルなんて人それぞれだから。

これが体にいいです。とか、こういう生活した方がいいですよ。みたいなnoteを書いていますが、実際にそうだけどそれを見て実践するかは人それぞれ。

株とか投資信託とかで資産運用した方がいいよ。とか言ってみても
「プラスになるの?」とか言われる。
人それぞれだからしょうがない。


しかし、糖質制限に関してはどうしても言いたい。
なのでこの心の内を今回noteに書こうと思います。
糖質制限中の人はすぐにやめて少し面倒でも少し違った方法でダイエットをした方いいです。


①なぜやめた方がいいのか

まず、僕が経験者だからです。
ビジネス書が売れるのは、経験者が書いているからです。そして経験者目線の考察があるからです。
そんな感じで読んでみてください。


②糖質制限って何?

糖質制限とはご飯はもちろん、パンやうどんなど主に主食となる炭水化物=糖質を摂らないことです。
ちなみにお好み焼きなどの粉物、餃子の皮なども炭水化物となります。
本当に食べるものがなくなる。ってくらい世の中炭水化物で溢れています。


③糖質制限が影響?

実際、本当に体重が減ります。
周りに実践している人も3ヶ月で5kg痩せたとかいう人もいます。
僕はマラソンを趣味でやっていたのでもっと体重が落ちました。
しかし、体重落ちてカラダが軽くなったはずなのに走ると疲れるんですよね。しかもすぐに怪我をしていました。(実際には全然やりすぎではない程度の運動)
そしてなかなか治らない。

そして走れない状態が続くと太る。と思い、更に糖質制限をやり過ぎていました。

しかし、なかなか治らないうえに怪我の頻度が高くなってしまっていたのです。

まず、治らない理由は血行が悪いこと。
怪我は単純に筋肉が弱い事でした。

糖質制限をしていた頃は基礎体温が35.6℃くらいでかなり低体温だったと思います。
ちなみに糖質制限をやめた今は36.5℃くらいです。
そして今は全く怪我をしていません。

いつも通りの生活をしてしっかり運動もしているのに何故体温が低く筋肉量も落ちているのだろう。

そこで疑ったのが、糖質制限でした。

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④見た目の変化

体重が減っているのに見た目がそんなに変わらない。
という糖質制限実行中の方は少なくないのでは?

これも経験した事ですが、まず糖質制限をして間もない頃は必ず体重が落ちます。
しかし、続ける事で予想外とも言える体型になってしまうのです。というのも、

糖質を控えると体重が減るのは、分解したグリコーゲンの水分が出ていくためです。糖質が更に足りなくなると今度は筋肉自身を分解します。

そうです。最初に落ちる体重は実は水分です。
脂肪は減っていません。

まず、カロリーの含まれるものは
①糖質 ②タンパク質 ③脂質
以上3つだけです。

人間の体を動かすカロリーが不足すると上の順番に消費されます。

そして筋肉が減ってくる頃に、③で触れた血行不良や基礎体温の低下が表れます。

筋肉は水分を保つ事ができまるのですが、糖質不足により筋肉が減る事で水分が体から抜けていきます。
これにより、浮腫みが発生します。

筋肉がないと糖の貯蔵が出来ません。そして糖を摂取していないので、早い段階で筋肉が減少し水分を保てず、結果として慢性的な浮腫みにつながります。
実際に僕もこの状態でした。
ふくらはぎから足首にメリハリのない足となってしまっていたのです。
今となっては、糖が足りなかった事で早い段階で筋肉が減っていたために怪我をしていたんだなと思います。


⑤身体の内部は

実際に僕がどうだったかはわかりませんが、
体臭や口臭に変化が出てくるそうです。
いい変化ではなく、悪い変化です。
その原因として、
糖質=炭水化物を摂取しないことによる食物繊維不足です。そして便秘です。
なぜ糖質制限で食物繊維が不足するのかというと、
一般的に糖質制限=ご飯を抜く。となるからです。
ご飯には食物繊維が豊富に含まれています。日本の食卓が西洋化したことにより、食物繊維が摂りにくい食事となってしまっています。なので、ご飯などの食物繊維が豊富な物を摂らなくなることで、他から摂取する事が難しくなっているのです。

これらの過程を経て、便秘となります。
便秘になればもちろん体の中に本来であれば排泄されるものが溜まっていきます。それにより汗や口臭など体から出るものが臭くなります。

臭いだけならまだマシですが、本来排泄される物が腸内に残るということは腸内環境が悪化して最悪の結果として大腸がんなどにつながる恐れもあります。

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⑥糖質制限を続けると

簡潔に書くと、老けやすくなります。そして寿命が縮まります。

糖質制限は、④でも触れた筋肉の減少により水分が保てない状態になります。
当たり前ですが、筋肉がなくなれば肌のハリもなくなります。そして水分が保てなくなるので乾燥が続きます。
女性であればこの状態は非常にいけない事だと分かるはずです。
この状態が続けば、身体は常に限界状態となり身体のあらゆるパーツを維持しようと頑張ります。
結果、維持できずに老化として表れます。

そして、寿命が短くなる。については、米ハーバード公衆衛生大学院の論文があります。
12万人以上の男女を20年以上追跡した大規模な研究です。

高糖質食の人々と、低糖質食の人々を比較したところ、総死亡リスクは低糖質食の方が12%高くなった

という結果が出ています。
糖質制限って不健康なんです。


⑦どうやったら痩せるの?

ここまで僕の経験だけで糖質制限を批判しましたが、
他人の経験を信じたくない人はここで読むのをやめてもいいです。
しかし、糖質制限のやり方次第で良い結果が表れることがあります。


それは、ゆるい糖質制限をすることです。

まず、④でふれた
①糖質 ②タンパク質 ③脂質
を用いて説明します。

まずキャンプに行って事を想像しましょう。
美味しいお肉があります。これは脂肪です。
火をつけなければ焼けません。火はタンパク質です。
火を燃やすには木が必要です。木は糖質です。
火を焚き続けるには木が必要なので、木がなくなれば火が消え、お肉が食べれません。
なので火が消える前に、木を集める事が必要になるわけです。
少しでも木があれば、安定して火を焚き続ける事が出来るのでお肉が食べれるようになります。
しかし、いきなり大量の木をくべると火が弱くなったり、強くなったりと安定しません。
これを血糖値が安定しない状態だと思ってください。この血糖値が不安定な状態を抑えて安定させるためにゆるい糖質制限が必要なわけです。

 

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そのゆるい糖質制限とは、低GI食品を意識する事です。

まず、お菓子を食べない事が前提ですが、低GI食品やナッツを食事の前後に食べたり、白米を玄米にしたり、うどんを蕎麦にしてみたり。パンは全粒粉のものにしてみたり。そういった地味な変化が身体を変えると思っていますし、実際に変わります。

あとは当たり前ですが、運動です。
イーロン・マスクやジェフ・ベゾスであれば1日15分も運動に使う時間はない。と言われても納得できますが、一般人なら必ず時間はあると思うので、まず運動しましょう。
と、面倒な時にそう思って運動しています(笑)


すぐに結果を求めた糖質制限はやめた後が怖いです。必ずリバウンドします。
幸い僕は運動を習慣にしていたので、体重が元に戻っただけでした、しかも現在方が身体が締まっています。

指摘を沢山いただきそうですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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