見出し画像

FUJIFILMユーザーにFUJIFILM X RAW STUDIOをオススメしたい理由

以前、FUJIFILMの楽しい楽しいカスタム登録について書きました。

FUJIFILMのカメラはカスタム登録が7つ登録できて、使いこなせばRAW現像なんていりませんよ。というnoteなのですが、そんな事言いつつもRAW現像は重要だと思うので、今回はX RAW  STUDIOについて書きます。

Lightroom に関してはもっと詳しい方の記事があると思うのでそちらへ移動下さい。

X RAW  STUDIOですが、実際に使っているFUJIFILMユーザーはどのくらいいるのでしょうか。

たぶんですが、ほとんどいないのではないかと思います。実際に僕もLightroomが使いこなせたらたぶんそっち使います。

周りもLightroomユーザーばっかりです。

しかし、なぜX RAW  STUDIOを使うかというと、ズバリ、自然だからです。

よく「FUJIFILMの色は綺麗」とか「FUJIFILMは色作りが素晴らしい」とか聞くのですが、現像段階でいじりすぎてしまったらせっかくのいい色が台無しなのではないかと思うのです。

そこでやり過ぎないためにも存在するのが、X RAW  STUDIOなのではないかと思っています。

というのも、X  RAW  STUDIOはカメラをPCに繋いで、カメラ内現像システムを使用して現像するので、大きく変わることはないのです。(使い方次第では大きく変わりますが)

しかし、そこまで大きく変えることが出来ないので、撮影段階でシビアな調整が必要となります。

撮影時に「もう現像はいらない」くらいで撮影しないといけないのです。Lightroomは言ってしまえば、カレーの材料でシチューが作れるけど、X RAW  STUDIO は出来たカレーに少し味を加えるくらいしか出来ないのです。

もうカレーは出来ているので、具材を煮込んでアク抜きなんて当たり前のように出来ません。

しかし、そういったところが写真のリアルを伝えるために必要不可欠ですし、ここは写らないようにとか、ここは写しておきたいとか考えて撮れば写真の上達にもつながるのではないかと思います。

しかし、RAW現像も写真の上達に繋がる要素はあると思っています。

というのも、jpg撮って出しのみだと撮った写真をじっくりと振り返ることって意外とないために、RAW現像時に次回の撮影時の課題が見つかります。

加えて、自分の好みも見つかると思っています。

実際にX RAW STUDIOを使用して現像している画面

(その他表示される画面はありますが、分かりやすくトリミング)

触るところは右側のハイライトやシャドウトーンなどだけです。簡単です。

このカスタムはアムステルダムに行く前に「きっとアムステルダムってやわらかいオレンジ色の光が差す街なんだろうな」と想像しながら作った設定です。

Before 


After


カスタム名「Amsterdam」

・アスティア
・WB 日陰
・ハイライト -1
・シャドウトーン -1
・カラー +1
・シャープネス -1

これはアムステルダム旅行から1年以上たちますが、未だに使っています。

すこしあたたかいイメージの写真となります。


この写真を撮った時は、雨の日の早朝でかなり暗かったので、暗めなイメージで撮影したのですが、意外にもこの設定が撮影時のイメージを反映しつつもこのカスタムがしっくりとはまった気がします。

Before After で見るとかなり違いますが、X RAW STUDIOは局所的にハイライトや色味を変えることができない不便さはあります。

しかし、そのおかげで撮影時のイメージが残るのではないかと思います。写真は撮った時のイメージが残っていた方が、撮った瞬間だけでなく、その前後も思い出せるのではないかと思っています。

自分をブランド化するのが重要な時代なので、個性のある写真が現像できたらいいのですが「FUJIFILMの色が好き」「たまには自然な写真を」といったFUJIFILMユーザーはX RAW STUDIOを試してみてもいいかもしれませ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?