#003:妊娠/出産 あっけなく誕生

お産は十人十色と言いますが…
ありがたいことに想像をはるかに超える安産で生まれた我が子の話。
後々のネタとしての備忘録とひとつの事例の記録として。

我が子は予定日の2日前、最後の妊婦検診の日に生まれました。
なぜか生産期に入ってから読みふけった『コウノトリ』の予習(?)から
想像していた状況とは全く異なるハイスピード安産で
本当にありがたいのですが、ちょっと拍子抜けもしちゃいました…

拍子抜けその1:10分間隔の陣痛って??

陣痛はそれまでの張りなどとは全く違う痛みだから絶対に分かる…
っていろいろなところに書いてありましたが、
私の場合、確かにたまにすごーく痛い。
でも一時的なもので繰り返されない。
生理痛くらいの軽いのはしょっちゅうある…そんな状態で
最後の妊婦検診の予約の日を迎えました。
たまたま金曜だったので、先生とも
「週末中に陣痛来なかったら月曜また来てねー」なんて
呑気に会話。
だがしかし、いざ、内診してみると…
「もう子宮口4cm空いてるよ…入院ね。って陣痛きてないの?」
と言われる始末…
「や、生理痛くらいっすかね…」
とまだ呑気な私。
「とりあえずこのまま入院ね」
と物理的にも精神的にも何も準備ができないまま入院が決定。
もちろん入院グッズも家に置いたまま…なので送迎のため車で待機中の母に
歩み寄り、「とりあえず荷物持ってきて…」とお願いすることに…

拍子抜けその2:実質40分で爆誕。

そんなこんなで、訳も分からず、母子手帳と財布と携帯しか持たず
いきなり分娩室に通される。
(通常ならその手前の待機部屋で子宮口全開まで耐えるらしい…
 と後々聞きました)
助産師さんに「なんで何も持ってないの?」と怒られたので
事情を説明…とりあえず着替えて、NSTを装着し待機…
その間も呑気に相方に報告のためLINE。
※コロナ禍で立会いNG+血がダメな相方はそのころまだ東京の自宅。
↓こんなやりとりをしていると…

画像1

11:03 いきなり突き上げるような痛みが1回…何か出てきてる感覚が…
その後3分おきに激しい痛みが…1人ぽつんと残された分娩室で
どうすることもできないまま、あまりの痛みにうめき声が…
で、やっと助産師さんが気づいてくれたのがおそらく11:15頃
さっと確認され、「あ、これ破水ね。子宮口もう全開だからもう産めるよ」と。

訳も分からぬまま、助産師さんに言われた通りにいきむこと数回…
途中、「もう頭出てきてるよー、触ってみる??」とにこやかに言われるも
「痛いから無理!」とわめく。というか痛みより体勢的に手伸ばせない!
ぬるり。という感覚とともに我が子誕生。11:38。

ということは実質40分くらい?でスピード爆誕。

とりあえず、相方と母にLINEで報告。
相方「はやっ」
母「あらま。もうすぐ着く」

会陰切開もなく出番が全くなかった先生が、
私の携帯でカンガルーケアの様子の写真と動画を撮影してくれてました…

+++
たまたま妊婦検診だったからよかったものの…
そうでなければ間に合わなかったかも…と思うとちょっと恐ろしい。
が、想像していた苦しみとかけ離れた安産っぷりに
正直ちょっと拍子抜け…(ありがたいことではあるのだけど)

そして、しばらくしてきれいにしてもらってタオルにくるまれた
ベビーを見て思ったこと…「爪伸びてる!」
お腹の中でちゃんと生きていた(?)ことをそんなところで実感しました。

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