影響を受けた作品1
今回は、影響を受けた作品についてご紹介していきたいと思います。
影響を受けた作品というのはいっぱいありますが、
まず最初に脚本を書いてみたいなと思わせてくれた作品です。
コーエン兄弟のデビュー作『ブラッドシンプル』です。
誤解が誤解を産み、最後の最後まで登場人物たちが自分たちの身に何が起きているかさえわからないまま物語が終わるという展開に驚愕しました。
和解も解決も一切なく、すべて放り出されたまま・・・
これでいいのだ!
拭いても拭いても染み出す血
壁を突き抜ける銃弾の跡から差し込む光
天井から滴る水滴で終わるラストカット
めくるめく映像マジック!
あまり有名でない作品ですし、有名な俳優が全然出ておりませんが、おすすめです。
お次は、
私が『ブラジリィー・アン・山田』などというヘンテコな名前を名乗っていることについてもそろそろ説明しないといけません。
この映画の影響です。っていうか、この映画さえなければ、こんなヘンテコな名前なんか名乗っていません!
テリー・ギリアム監督の『未来世紀ブラジル』。
けしてブラジルの未来を描いた作品ではなく、この映画の中では、未来のどこかの国=ブラジルという架空の世界として描かれます。狂騒的だけど、どこか冷めたブラックユーモアをドカ盛りにした下品すぎる世界感に打ちのめされて、『ブラジル』という劇団を立ち上げ(劇団といっても創設時は、私ひとり!)、当時、まだ俳優をしていなかった『リリー・フランキー』さんに憧れて、『ブラジリィー・アン・山田』と名乗ることにしました。
なんでリリー・フランキーさんに憧れたかというと、
この本が大好きだったんです。日本映画のいいところも悪いところも笑いと悲しみとペーソスを交えて語る、唾とよだれが入り混じった愛憎溢れる素晴らしい映画コラムです。
影響を受けた作品はひとまずここまで。また次回お楽しみに。
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