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ANYの取り組み②「コーヒー豆リフィルシステム」

ここ数年でより深刻になっているゴミ問題。

日常的にコーヒーを飲む方は、空になったコーヒー袋の消費量もきっと多いはず。日々の「ルーティン」を変えることってなかなか簡単ではないけれど、日々の行動や購入するものを「意識的に変えてみる」だけでも簡単にゴミの削減へと大きく繋がります。

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はじめに 

まずはコーヒー豆の保存のために大事なことを簡単に。

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1. 酸素からのシャットアウト

空気中の酸素に触れてしまうと酸化しやすくなってしまうので、完全密閉の袋もしくは容器が好ましいです。

2. 高温、湿気の防止

まわりの温度が高くなったり光を受けることによって、コーヒーは傷みやすく風味も損なわれてしまいます。

そのためコーヒー豆には、防湿性・遮光性・酸素バリヤ性が求められます。

化粧箱の秘密

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ANYがコーヒー豆販売の際に使用しているのは、本来は茶葉を保存する”茶筒”として使われているものです。

茶葉もコーヒーと同様に保存法が違うだけで味に大きく影響するため、茶筒は密閉率の高い湿気を防ぐ造りになっており コーヒーの保存にも適しているのです。

今では様々なサイズや素材、デザインの茶筒がありますが、ANYのコンセプト”日本の古都奈良から物語を紡ぐ”にもぴったりな日本らしい和紙をあしらった茶筒をセレクトしました。国内外からの観光客の多い場所であるため、ちょっとしたお土産としても喜ばれます。

コーヒー豆をお買い求めの際には、コーヒー豆を詰めたガゼット袋を和紙の化粧箱に入れお渡しします。そうすることでラミネート済みのガゼット袋+化粧箱=二重包装による高い密閉率清潔感を保つことができるのです。

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リフィルシステムの導入

この化粧箱を選んだもう一つの理由、それはリフィルシステムの実現です。わざわざリフィル専用のものを購入する必要もなければ、登録したりする必要は一切なくて とても簡単なのです。

リフィルシステムの流れ

このリフィルシステムは、たった数回行うだけでもゴミの削減へと繋がります。そして最大の特徴は、日常に取り入れやすいサステナビリティーであること。

リフィルシステムと共に日常的にコーヒーを買うことで同時に環境保護にもつながっている。小さな手間は日常的に繰り返すコトで、大きな貢献へと変わるのです。

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私たちANYのある奈良県はコーヒーの家庭内消費量が日本全国でも上位に入るほど。リフィルシステムを活用しながら日々のコーヒーを楽しむ方がもっともっと増えることを信じています。

コミュニケーションの始まりと新しい街づくり

家での自分時間や丁寧な日々の暮らしを意識し始めている人が多いここ最近、こういった地球に優しい取り組みが実際に店舗でのコミュニケーションの始まりになることも増えてきました。

同じ考えを持っていることへの互いの好感、ちょっとした情報交換だったりと、お店とお客さんの境界線を超えた小さな繋がりが生まれています。

鹿や歴史物と共存して暮らしている奈良の土地柄もあるのか 古くから続くものへの維持を大切にし、「持続性」のある暮らしに寄り添っています。そのためリフィルシステムへの理解も高く広がりやすいのも納得です。

このリフィルシステム利用する人が増えれば増えるほど 街全体が高い意識を持つ人で溢れ、一つのモデルシティーになりえるのではないかと思っています。

そして奈良はその可能性を十分に秘めた街でもあるのです。

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