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2021年J1第23節 湘南ベルマーレ戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

6位(10勝5分7敗35得点23失点)

直近の戦績
・6/23 リーグ 大分戦(A) △0-0
・6/27 リーグ 札幌戦(H) ○4-0
・7/7 天皇杯 栃木戦 ○3-0
・7/11 リーグ 柏戦(A) ●1-2
・7/24 リーグ G大阪戦(A) ○1-0

主な欠場者
山田大樹、ブエノ、広瀬陸斗

ガンバ大阪戦のハイライト動画

湘南ベルマーレ

15位(4勝9分9敗21得点26失点)

直近の戦績
・6/20 リーグ 浦和戦(A) ○3-0
・6/27 リーグ 柏戦(H) ●2-4
・7/3 リーグ 神戸戦(A) ●1-3
・7/7 天皇杯 八戸戦 □2-1(延長)
・7/11 リーグ FC東京戦(H) ●0-1

主な欠場者
名古新太郎、田中聡

FC東京戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン

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今季対戦時のハイライト動画

Point1 流れを断ち切れ!

鹿島の直近のレモンガススタジアム平塚での戦績

2013年 第31節 ○2-1
2015年 2nd第15節 ●1-2
2016年 1st第7節 ○3-0
2018年 第6節 ●1-2
2019年 第21節 ●2-3
2020年 第6節 ●0-1

東京オリンピックによる中断期間も終わり、いよいよリーグ戦も再開。本格的に後半戦突入となる訳だが、鹿島の再開初戦はアウェイでの湘南戦だ。

だが、このアウェイ湘南戦は鹿島が非常に苦手としており、直近では3連敗中。競った展開で試合を進めながらも、後半の一発に沈み勝点を取りこぼしてきてしまっている。

今節、それを繰り返すわけにはいかない。名称がレモンガススタジアム平塚に変わった今季、平塚の地で鹿島も変わった姿を見せて勝点3を掴み取りたい。

Point2 気になる移籍組とオリンピック組

鹿島の今夏の動向

・IN
安西幸輝(←ポルティモネンセ)
ブエノ(←アトレチコ・ミネイロ)
・OUT
なし
・東京オリンピック組
町田浩樹、上田綺世

湘南の今夏の動向

・IN
なし
・OUT
梅崎司(→大分)
中村駿(→福岡)
・東京オリンピック組
谷晃生

中断期間中、各チーム夏のウインドーで動きを見せたり、また東京オリンピックで一時的に選手が離脱していたりしていた。今節はそれらが明けた初戦でもある。

鹿島は今夏に安西とブエノが復帰。すでに両者とも練習に合流しており、ブエノは登録が間に合わず湘南戦の欠場が確定しているが、安西は登録完了。コンディションさえ整っていれば、今節メンバー入りの可能性は高い。また、東京オリンピックに出場していた町田と上田もチームに戻ってきている。相馬直樹監督は2人の起用についてコンディション次第と述べているが、オリンピックで出場機会が限られ、チーム復帰後にフルメニューを消化している町田については出場の可能性が十分あるだろう。

一方の湘南は今夏の補強はまだなく、梅崎と中村が退団。現有戦力で今節には臨むこととなる。オリンピックで守護神として活躍を見せた谷の出場は微妙なところだが、谷の欠場中にゴールマウスを守った富居大樹も安定したパフォーマンスを見せており、そこまでチーム力が大きく落ちることはないはずだ。

Point3 相手の守備をどう考えるのか

今季の湘南は3バックのスタイルは変わらないながらも、状況に応じてハイプレスと撤退守備を使い分けている。今節もそれで挑んでくるだろうし、夏場の試合ということでペース配分をより意識したものになってくるはずだ。

そうなると、鹿島はこの湘南のハイプレスと撤退守備にどう向き合っていくのかというのがこの試合のポイントになってくる。ハイプレスの勢いに飲み込まれては湘南に押し切られてしまうし、撤退守備を攻めあぐね続けるとこちらからバランスを崩して裏を突かれてしまう。

ハイプレスではおそらくまず相手が消しにくるのがディエゴ・ピトゥカであろう。今や司令塔として攻撃のテンポの全権を握っているピトゥカを相手は真っ先に警戒してくるはずで、そんな中で鹿島はどうやってボールをロストせずに前進させていくか。エヴェラウドへのロングボールも織り交ぜつつ、彼のフィジカルで押し込んでいくことも考えていきたい。

撤退守備に対しては、いかに相手の5バックを剝き出しの状態にして勝負できるかがカギになる。5バックは人を集めることでピッチの横幅のカバーエリアを不足なく埋めきるためのものだが、その5バックと直接勝負できる状況を作り出せれば、アタッカーたちの個の力を活かせるようになってくる。そのためにはペナルティエリアの幅でどれだけ鹿島の選手たちが前を向いてボールを持てるかが重要だ。前節のG大阪戦でも途中出場で流れを変えた荒木遼太郎のパフォーマンスは今節も湘南守備陣打開のためには欠かせなくなってくる。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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