見出し画像

2021年J1第12節 横浜FC戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

13位(3勝3分4敗12得点13失点)

直近の戦績
・4/11 リーグ 札幌戦(A) △2-2
・4/17 リーグ 徳島戦(A) ○1-0
・4/20 ルヴァン 札幌戦(H) ○3-0
・4/24 リーグ 神戸戦(H) △1-1
・4/28 ルヴァン 鳥栖戦(A) △2-2

主な欠場者
山田大樹、和泉竜司、上田綺世

サガン鳥栖戦のハイライト動画

横浜FC

20位(0勝2分9敗7得点32失点)

直近の戦績
・4/11 リーグ 横浜FC戦(A) ●0-3
・4/17 リーグ 仙台戦(H) △2-2
・4/21 ルヴァン 浦和戦(H) ●1-2
・4/24 リーグ 横浜FM戦(A) ●0-5
・4/28 ルヴァン 柏戦(H) ○2-0

主な欠場者
齋藤功佑

横浜F・マリノス戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン
※リーグ戦

画像1

Point1 21世紀初勝利へ

鹿島のニッパツ三ツ沢球技場での戦績

1993年 1st第10節 横浜F戦 ●0-2
1993年 2nd第4節 横浜M戦 ★1-1(PK 7-8)
1994年 1st第3節 横浜M戦 ○1-0
1994年 2nd第3節 横浜M戦 ★2-2(PK 3-4)
1995年 1st第6節 横浜F戦 ○1-0
1995年 1st第26節 横浜M戦 ●0-1
1995年 2nd第26節 横浜M戦 ●0-3
1996年 ナビスコGL 横浜F戦 △1-1
1997年 1st第13節 横浜M戦 ○3-0
1997年 2nd第5節 横浜F戦 ●3-5
1998年 ナビスコGL 横浜M戦 ○2-1
2012年 ナビスコGL 横浜FM戦 ●2-3
2018年 ルヴァン準決勝 横浜FM戦 △2-2
2020年 第11節 横浜FC戦 ●0-1

今節の会場となるニッパツ三ツ沢球技場、実は鹿島にとってはあまり相性のよくないスタジアムである。これまで14試合を戦っているが通算で4勝4分6敗(PK負けは引き分けとカウント)と負け越しており、最後に勝ったのは1998年と、なんと23年も前のこと。21世紀になってからは勝っていないのである。

もちろん、試合数が少ないため一概に言えないのはそうであるが、昨季もこのスタジアムで横浜FCに完封負けを喫しており、バカには出来ないデータだ。今節対戦する横浜FCは今季未だリーグ戦で勝ちがなく最下位に低迷しているが、決して油断は出来ない。

Point2 多士済々な鹿島キラー

鹿島戦で5得点以上を奪っている横浜FC所属選手

三浦知良
…32試合16得点
渡邉千真
…24試合10得点
中村俊輔
…30試合5得点
伊藤翔
…14試合5得点

横浜FCの特徴として取り上げられるのが、鹿島戦を得意とする選手を多く抱えていること。鹿島戦で5得点以上を奪っている選手はJ1で最多の4人。このうち大ベテランの三浦知良と中村俊輔はともかく、昨季も鹿島戦でゴールを奪っている渡邉千真、そして古巣対戦となる伊藤翔は今節も出場の可能性が高いだけに、要警戒だ。彼らは一瞬のスキも逃さずにゴールを仕留めてくるストライカーなだけに、守備陣は最後まで気を抜かずに対応し続けることが求められる。

ここまで鹿島にとってプラスでない情報ばかり挙げてきたので、プラスなことも挙げておきたい。実は、鹿島にはニッパツ三ツ沢球技場にて出場した試合は全勝、という選手がいる。それは広瀬陸斗。徳島時代・横浜FM時代合わせて5試合出場して全て勝っているという驚異的な相性の良さを示している。昨季、鹿島がニッパツで敗れた横浜FC戦では広瀬はメンバーから外れており、もし相馬監督がこの記事を読んでいるのなら是非広瀬の起用を考えてほしいところだ。

Point3 青春時代の友よ

横浜FC所属の選手たちと高校・大学時代に同じチームに所属していた鹿島の主な選手たち

永戸勝也
…中塩大貴は法政大学の3年後輩
広瀬陸斗
…中塩大貴と松尾佑介は浦和ユースの2年後輩
常本佳吾
…袴田裕太郎と岩武克弥は明治大学の2年先輩、瀬古樹は明治大学の1年先輩
小泉慶
…ジャーメイン良は流経大柏高校の同期

横浜FCは鹿島の選手たちとゆかりのある選手が多く所属しているのも特徴である。上記で挙げたのはあくまで代表的なもので、これ以外にも相手選手たちと何らかの接点を持っている選手は少なくない。

ポジション的に直接対決することになりそうな松尾と広瀬の浦和ユース先輩後輩対決ジャーメインと小泉の同期対決も見ものであるし、ルーキーイヤーからポジションを掴んでいる瀬古、袴田とこのところレギュラーを確保しつつある常本との明治大先輩後輩対決は、彼らのパフォーマンスによって試合の行方を大きく左右することになりそうなだけに、注目だ。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
Twitter note

ANTLOVERSのTwitter



ここから先は

0字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?