見出し画像

LOVINの酒場放浪記~#2 酒場食堂とんてき

執筆・撮影:LOVIN
協力・写真提供:酒場食堂とんてき
サムネイル:AKIRA
編集:タケゴラ

ーたっぷり働いた週末はいつも酒が恋しくなる。
旨い酒を求めて夜の街をパトロールするのが俺の使命。
今日も夜の帳に溶け込みに行こう。

そうだ、折角なら鹿島アントラーズサポーターの集まる店に行ってみようじゃないか。そうしよう。

画像1

今回やって来たのは中野坂上

丸ノ内線の3番出口を出て左に進み、赤い看板の中華料理屋の角から覗き見ると目印の大きな提灯が見える。

画像2

画像3

画像4

今回のお目当てはここ、酒場食堂とんてき。入口にあるアルコールでしっかりと手指を消毒して、と。

画像5

画像6

店内はカウンターのみの落ち着く空間。見渡すと鹿島グッズがそこかしこにある。

画像7

画像8

こちらの店は岐阜料理をメインに各種つまみが揃っている。
まず頼んだのはハイボールとセロリの浅漬け。

画像9

画像10

岐阜料理じゃないのか!?のツッコミは甘んじて受けるが、好みなのだから仕方ない。さっぱりとした味付けにかつお節の風味が効いて、これを肴にハイボールが進む進む。

画像11

画像12

ハイボールは岐阜のウイスキーであるピークウイスキーで、かつ最近導入された生炭酸にて作ってもらう。これがまた旨い。暑くなってきた時期にぴったりの強めの炭酸だ。

画像13

2杯目はハイボールを大ジョッキで。
俺の様に通常グラスでは直ぐ飲み切ってしまう人間には有難いサービスだ。

このお店のオススメは何と言っても店名にもなっているとんてき。岐阜の赤味噌をベースにした甘辛い特性ダレが何とも旨い。お客さんの中にはこれを定食で注文し、ご飯だけお代わりしてタレで2杯目を食す人もいるらしい。この赤味噌のおいしさを伝えたいとの想いでメインメニューとしたそうだ。

画像14

そして俺の個人的なオススメは飛騨牛ハンバーグ。肉汁タップリで、ポン酢ベースのタレも相まって最高に旨い。このハンバーグを頼まない選択肢は俺には無い。

画像15

お腹も膨れて来た所でそろそろ別の酒に行こう。この店は岐阜の日本酒を取り揃えている。今日はオススメの「醴泉 夏吟」を。

画像16

その名の通り、スッキリと爽やかな口当たりでありながら、余韻も長く味わい深い。ああ、この時期に飲む吟醸酒は最高じゃないか。
ちなみに、日本酒はその時々でラインナップが変わり、売り切ってしまったら復活しない物もある。夏吟が飲みたいのであれば急ぐべきだろう。

他にも岐阜と言えば、の「アルケミエ」も、その時々によって置いてあったりする。クラフトジンやアブサン好きは早目に来店しよう。

さて、料理も酒もすばらしいこの酒場食堂とんてきを営んでいるのが、店主のMeguさんだ。

画像17

店主がなぜ鹿島好きになったか、どうして中野坂上にこの店を開いたか、等々については、是非ロニー氏が書いた記事をご覧いただきたい。フットサル選手として活躍していた過去や、お店の変遷など非常に興味深い内容だ。(なお、記事内の価格や品物は当時の物で現在とは異なります)

最近では映像機器を各種導入し、何やら色んなコンテンツを作成しているらしい。どこかで配信されているのだろうか…。

客層について伺ってみると、7割が女性、しかも一人客だそうだ。都内の鹿島サポで、女性一人で気軽に行ける店、確かにそうは無い。そう言う意味でもとても貴重な存在だ。Meguさんは言う。「鹿島サポであろうとなかろうと、とりあえず1回来てみて欲しい」と。

そして重要な事だが、鹿島サポであればまずそのことを伝えた方がいい。鹿島サポだとわかればそう言った話もしやすいし、Meguさんが飛び切りの笑顔をサービスしてくれる。
ただ試合日は全員試合に集中するので、Meguさんと鹿島の話をじっくりしたいのであれば試合日以外に来て欲しいとの事。思わぬ裏話が聞けるかもしれない。

もちろん、鹿島サポ以外でも大歓迎とのことだ。店主の地元であるFC岐阜の応援グッズもあるし、実際ここの料理を目当てに他チームのサポーターもよくやってくるという。

放送がある試合日には鹿島の試合を店内で流してくれる。お腹が減ったならここに来て、ご飯を食べながら酒を飲みながら、この店で試合観戦するのも良いだろう。いや、むしろ鹿島サポであれば絶対に来なければならない店だろう。

2021年6月末現在は都の要請に従って16時から20時までの営業。酒類の提供は19時までだ。今後の状況によって営業時間等が変更される可能性があるので、詳細はお店のWEBサイトTwitterを随時確認していただきたい。またカウンターのみのお店なので、試合日など確実に来店したい場合は事前にお店に連絡して予約を入れた方が良いだろう。

こんなご時世だから酒を飲むことに罪悪感を感じてしまうかもしれない。だが、しっかりと感染症対策を行い、節度を守って楽しく飲む事に何ら罪は無い。このお店で試合を見ながらおいしい料理に舌鼓を打って、おいしい酒を楽しもう。

ああ、今日も酒が旨かった。
さあ、次はどの街どの店に行こうか。
夜のパトロールは続く…。

今回訪れたお店
酒場食堂とんてき ※Twitter
<住所>
〒164-0012 東京都中野区本町2-51-13 フラワーハイツ1F
※中野坂上駅から徒歩3分(丸ノ内線の3番出口が便利)
<電話番号>
03-6276-4059
<席数>
7席(カウンターのみ)
<営業時間>
16:00~20:00(情勢によって変更の可能性あり)
定休日:木曜日

書いた人

LOVIN
茨城県出身。ANTLOVERS MAGAZINEのライター兼読者兼賑やかし役(?)。Jリーグ開幕からのアントラーズサポ。無類の酒好きだが平日は飲まない。週末飲む為に仕事をしていると言う噂も。実は結構なオッサンだが頑張って若作りしている。アルコール度数は正義。
Twitter note

ANTLOVERSのTwitter


ここから先は

0字

¥ 300

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?