2021年J1第10節 徳島ヴォルティス戦 データプレビュー

執筆：タケゴラ
サムネイル：AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

15位(2勝2分4敗10得点12失点)

直近の戦績
・3/21 リーグ 名古屋戦(H) ●0-1
・3/27 ルヴァン 福岡戦(A) ○5-1
・4/3 リーグ 浦和戦(A) ●1-2
・4/7 リーグ 柏戦(H) ○2-1
・4/11 リーグ 札幌戦(A) △2-2

主な欠場者
山田大樹、和泉竜司、アルトゥール・カイキ

北海道コンサドーレ札幌戦のハイライト動画

徳島ヴォルティス

9位(4勝2分4敗11得点10失点)

直近の戦績
・3/27 ルヴァン 大分戦(H) ●0-1
・4/4 リーグ 清水戦(A) ○3-0
・4/7 リーグ 仙台戦(H) ○1-0
・4/11 リーグ 浦和戦(A) ●0-1
・4/14 リーグ C大阪戦(A) ○2-1

主な欠場者
カカ、垣田裕暉

セレッソ大阪戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン

Point1 3度目の対戦

鹿島の徳島戦戦績

2014年 第14節 ○1-0(H)
2014年 第26節 ○5-0(A)

今季、7年ぶりにJ1に復帰した徳島。鹿島とはその7年前のリーグ戦でしか対戦がなく、今節は3度目の対戦となる。

初対戦はカシマでの試合。3連敗中の鹿島だったが、赤﨑秀平のリーグ戦初ゴールが決勝点となり勝利している。

2度目は今節の会場でもある鳴門大塚での試合。優勝争いに食らいつくためにも負けられない鹿島だったが、前半のカイオの先制点を皮切りに攻撃陣が爆発。5ゴールを奪うゴールラッシュで大勝した。

Point2 ブースト発動なるか

鹿島のシーズン途中での監督交代後初戦の戦績
※リーグ戦

1994年 宮本征勝(退任)→エドゥー
NICOS第1節 磐田戦(H) ★2-2(PK 2-4)

1998年 ジョアン・カルロス(辞任)→関塚隆(代行)
1st第13節 神戸戦(A) ○3-2

1998年 関塚隆→ゼ・マリオ
2nd第1節 市原戦(A) ○3-1

1999年 ゼ・マリオ(解任)→関塚隆(代行)
2nd第4節 C大阪戦(H) ●1-2

1999年 関塚隆→ジーコ(総監督)
2nd第5節 磐田戦(A) ○4-0

2015年 トニーニョ・セレーゾ(解任)→石井正忠
2nd第4節 FC東京戦(H) ○2-1

2017年 石井正忠(解任)→大岩剛
第14節 広島戦(A) ○3-1

 ザーゴ監督を解任、相馬直樹コーチを新監督に据える決断を下した鹿島。今節から相馬新体制で臨むことになるが、一方の徳島も来日が遅れていたダニエル・ポヤトス監督が合流して今節から指揮を執ることになり、シーズン途中で両チームとも新監督の初陣という、珍しい試合になっている。

ちなみに、鹿島はシーズン途中での監督交代後初戦の戦績はかなり良い。特に、監督解任に踏み切った場合は代行期を除けば全勝だ。1999年ではジーコ総監督就任初戦でこの年年間王者となる磐田に4-0で大勝、2015年の石井監督初戦も柴崎岳と昌子源のゴールでFC東京に競り勝ち、2017年の大岩剛監督初戦も抜擢したレアンドロと中村充孝のゴールで広島に快勝している。

一般的に解任ブーストと呼ばれる、監督交代直後に飛躍的に成績を伸ばす現象を監督交代の際はほぼ起こしている鹿島。今節もその再現の如く勝点3を掴み取って、相馬新監督の初陣を飾りたい。

Point3 かつての同僚対決

徳島の注目選手は2人。まず1人目は河田篤秀。小泉慶と2017年に新潟で共にプレーしている。鹿島から期限付き移籍している垣田が契約上の関係で今節は出場できないため、代わって前線に入ることが予想されるストライカーだ。垣田のようなサイズがある訳でもポストプレーが上手い訳でもないが、彼の武器はその決定力。抜群の嗅覚でゴール前に顔を出し、巧みなシュート技術でワンチャンスをモノにしてくる。今季はまだゴールがないが、一瞬のスキを狙ってくるだけに要警戒だ。

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試合をひっくり返した！
#徳島ヴォルティス 逆転 ⚽
＼#西谷和希 がふわりと浮かしたパスを、背番号9・ #河田篤秀 がワンタッチで技ありのシュートを決めた！#GoalJ2リーグ

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🆚ザスパクサツ群馬×徳島ヴォルティス
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— Goal Japan (@GoalJP_Official) November 1, 2020

2人目は岩尾憲。徳島のキャプテンであり、チームの大黒柱ともいえるボランチだ。長短のパスで攻撃を組み立て、守備では素早い切り替えで相手に自由を与えない。運動量も多く、鹿島で言うならば小笠原満男のような選手だ。

そんな岩尾と2016年から2018年にかけて徳島で共にプレーしていたのが広瀬陸斗。広瀬にとっては今節古巣戦ともなる。ここ最近は出場機会が減っていたが、監督交代で出番が巡ってくる可能性はある。彼の高精度クロスに期待だ。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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明後日の鹿島×徳島の試合、タケゴラさん（@takegola）とYouTubeライブで一緒に観戦しながらお喋りします。副音声的な感じで見てくださいませ～。
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— ロニー (@ronnie_ibaraki) April 15, 2021