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2021年J1第13節 FC東京戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

10位(4勝3分4敗15得点13失点)

直近の戦績
・4/20 ルヴァン 札幌戦(H) ○3-0
・4/24 リーグ 神戸戦(H) △1-1
・4/28 ルヴァン 鳥栖戦(A) △2-2
・5/1 リーグ 横浜FC戦(A) ○3-0
・5/5 ルヴァン 福岡戦(H) △1-1

主な欠場者
山田大樹、和泉竜司、上田綺世

アビスパ福岡戦のハイライト動画

FC東京

11位(4勝3分5敗17得点21失点)

直近の戦績
・4/21 ルヴァン 大分戦(A) ○1-0
・4/24 リーグ 鳥栖戦(H) ●1-2
・4/28 ルヴァン 徳島戦(A) △1-1
・5/1 リーグ 横浜FM戦(H) ●0-3
・5/5 ルヴァン 神戸戦(A) △0-0

主な欠場者
林彰洋、中村帆高、渡邊凌磨、紺野和也

横浜F・マリノス戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン
※リーグ戦

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Point1 巻き返しは出来ている

鹿島の直近のFC東京戦戦績

2016年 1st第4節 ○2-0(H)
2016年 2nd第15節 ●1-2(A)
2017年 第1節 ●0-1(H)
2017年 第18節 △2-2(A)
2018年 第7節 ●1-2(A)
2018年 第19節 ●1-2(H)
2019年 第7節 ●1-3(A)
2019年 第26節 ○2-0(H)
2020年 第7節 △2-2(H)
2020年 第26節 ○2-1(A)

鹿島にとって、かつてのFC東京戦は2009年からリーグ戦13戦負けなしを記録するなどお得意様であったが、2016年以降は形勢が逆転。FC東京に長谷川健太監督が就任した2018年には史上初のダブルを喫するなど、6試合勝ちなしと苦手にさえしつつあった。

そんな状況を変えたのが2019年のホームゲーム。当時首位に立っていたFC東京と優勝争いに向けて必勝を期す鹿島は、前半にセットプレーからブエノのゴールで先制すると、後半にはセルジーニョが左足ミドルを叩き込んで追加点。2-0の完封勝利で優勝争いに加わる大きな一勝であったと共に、勝ちなしもストップしたのだった。

この一戦が流れを変えたのか、昨季も1勝1分と勝ち越し。アウェイでの試合はファン・アラーノの来日初ゴールが決勝点となり、ここでの勝利から7連勝の快進撃が始まったのだった。

Point2 初対戦の先輩後輩対決

今節は監督同士の先輩後輩対決となる。共に清水東高校出身であり、鹿島の相馬直樹監督は長谷川監督の6年後輩だ。これまでJリーグでの監督キャリアも長い両者だが、対戦は意外にも初めてとなる。

相馬監督も長谷川監督も守備からチームを構築していくイメージの強い監督だが、実はこのカードは40試合戦ってスコアレスに終わったのは1試合のみ。ここ15年は必ずどちらかにゴールが生まれており、どちらかがノーゴールに終わった試合もうち5試合のみと、非常にゴールの生まれやすい試合となっている。

守備から入る両者が、ゴールの生まれやすい試合を戦う。今節はそんな異質な矛盾対決も見ものとなる。

Point3 そろそろ見たいぞ初ゴール

前節の横浜FC戦でリーグ戦初スタメンを飾った染野唯月。エヴェラウドと上田綺世の欠場によって出番が回ってきた形となるが、ゴールこそないものの柔らかなポストプレーで攻撃の起点となり、ここまでのチームへの貢献度は決して低くない。

ただ、ストライカーたる以上そろそろゴールが欲しいのも事実。ここまでカップ戦ではゴールを奪っているものの、リーグ戦でのゴールはない。染野が自身のポジションを確保するためにも、数字に残る形での結果を残しておきたいところだ。

ある意味、そうしたことを考えればFC東京戦はチャンスなのかもしれない。過去、大迫勇也や柴崎岳といった偉大な先輩たちもリーグ戦の初ゴールの相手はFC東京だった。特に大迫は初ゴールを皮切りに、FC東京戦10試合7ゴールと完全にカモに。あまりにもやられまくったFC東京勢は大迫の苦手な食べ物であったトマトを持ち込んで対抗しようとしたくらいである(その直後の試合でも大迫はゴールを奪ったのだが)

話が逸れたが、染野も半端ない先輩たちに続いていきたいのは間違いない。その素質は十分なだけに、結果で示したいところだ。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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