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2021年ルヴァンカップPO第1戦 清水エスパルス戦 データプレビュー
Match Data
鹿島アントラーズ
リーグ 8位(8勝3分6敗28得点20失点)
ルヴァン Aグループ1位(3勝3分0敗14得点4失点)
直近の戦績
・5/15 リーグ 横浜FM戦(H) ○5-3
・5/19 ルヴァン 札幌戦(A) △0-0
・5/22 リーグ 鳥栖戦(A) ●1-2
・5/26 リーグ C大阪戦(H) ○1-0
・5/30 リーグ 川崎F戦(A) ●1-2
主な欠場者
沖悠哉、山田大樹、町田浩樹、和泉竜司、上田綺世
川崎フロンターレ戦のハイライト動画
清水エスパルス
リーグ 15位(3勝6分8敗15得点23失点)
ルヴァン Dグループ2位(2勝2分2敗7得点8失点)
直近の戦績
・5/15 リーグ 名古屋戦(H) ●0-3
・5/19 ルヴァン 横浜FM戦(A) ●1-5
・5/22 リーグ 札幌戦(A) ●0-2
・5/26 リーグ FC東京戦(H) ○3-0
・5/30 リーグ 横浜FM戦(A) ●1-2
主な欠場者
権田修一、原輝騎、ヘナト・アウグスト
横浜F・マリノス戦のハイライト動画
前節の両チームスタメン
※リーグ戦
前回対戦のハイライト動画
Point1 点を取って帰ってこい
ホーム&アウェイ方式で第1戦がアウェイの時の直近の鹿島の戦績
・2015年 ナビスコ杯準々決勝 FC東京戦
第1戦 △2-2(A)
第2戦 ○3-0(H)
→2戦合計5-2で準決勝進出
・2015年 ナビスコ杯準決勝 神戸戦
第1戦 ○2-1(A)
第2戦 ○4-1(H)
→2戦合計6-2で決勝進出
・2017年 ACLラウンド16 広州恒大戦
第1戦 ●0-1(A)
第2戦 ○2-1(H)
→2戦合計2-2、アウェイゴールで敗退
・2017年 ルヴァン杯準々決勝 仙台戦
第1戦 ●1-3(A)
第2戦 ○3-2(H)
→2戦合計4-5で敗退
・2019年 ルヴァン杯準々決勝 浦和戦
第1戦 ○3-2(A)
第2戦 △2-2(H)
→2戦合計5-4で準決勝進出
・2019年 ACL準々決勝 広州恒大戦
第1戦 △0-0(A)
第2戦 △1-1(H)
→2戦合計1-1、アウェイゴールで敗退
・2019年 ルヴァン杯準決勝 川崎F戦
第1戦 ●1-3(A)
第2戦 △0-0(H)
→2戦合計1-3で敗退
グループステージを突破して、6年ぶりのリーグカップタイトルを目指す鹿島。次のステージはプレーオフステージ。ここからホーム&アウェイとはいえノックアウト方式になるため、負けたら終わりのサバイバルだ。
通常、ホーム&アウェイ方式だと第1戦アウェイ、第2戦ホームの方が有利と言われている。勝負の決まる第2戦をホームアドバンテージを持って戦えるからだ。だが、鹿島はそのアドバンテージを活かし切れているとは言えない。過去5年では通算で3勝4敗と負け越し。第1戦ホームの時はここ5年で7勝1敗なことを考えると、そのアンバランスさが際立ってくる。2016年のチャンピオンシップで優勝した時も第1戦がホームであったし、2018年のACLで優勝した時もノックアウトステージからは全て第1戦がホームであった。
だが、第1戦がアウェイでも勝利を収めている時にはある共通項がある。それは第1戦で点を取って引き分け以上で終えていること。ホーム&アウェイ方式で大きな意味を持つアウェイゴールを持ち帰り、第2戦に優位な状況で臨むことが出来た時には必ず勝てているのだ。
そうなると今節のミッションは負けないことを大前提に、アウェイゴールを奪ってくることになる。カギとなるのはセットプレーか。鹿島は今季リーグ戦で一番セットプレーからゴールを奪っており(13得点)、清水はセットプレーからの失点数が今季ワースト2位(12失点)だ。リーグ開幕戦の対戦でも鹿島の得点はセットプレーからだった。今節もセットプレーに注目したい。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) February 27, 2021
🏆 明治安田生命J1リーグ 第1節
🆚 鹿島vs清水
🔢 1-0
⌚️ 75分
⚽️ 荒木 遼太郎(鹿島)#Jリーグ#鹿島アントラーズvs清水エスパルス
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/UjHaKkjf6S
Point2 リーグカップでは4連勝中
鹿島の直近のリーグカップでの清水戦の戦績
2008年 準々決勝第1戦 △0-0(H)
2008年 準々決勝第2戦 ●1-2(A)
2012年 GL第7節 ○2-1(H)
2012年 決勝 □2-1(N)
2014年 GL第7節 ○3-0(H)
2020年 GS第3戦 ○3-2(A)
リーグ開幕戦では悔しい逆転負けを喫した清水が今節の相手だが、カップ戦での相性は悪くない。優勝した2012年に決勝含め2勝したのを皮切りに、ここまで4連勝中。昨季も互いに敗退が決まってはいたが、グループステージ最終節で対戦。鹿島は一度逆転を許したものの、染野唯月と松村優太の高卒ルーキーのアベックゴールで再逆転。白星を飾っている。
そうした意味では今節も彼らと荒木遼太郎も含めた2年目トリオに期待がかかる。今大会では3人とも活躍が目立っており、松村は全試合に出場、染野と荒木はニューヒーロー賞の得票上位選手に選ばれている。彼らのパフォーマンスは必見だ。
Point3 第2キーパーとは言わせない
今節、鹿島は沖悠哉、清水は権田修一とお互いに守護神が代表招集のため不在。鹿島はクォン・スンテ、清水は永井堅悟がゴールマウスを守ることになるだろう。
永井は今季ギラヴァンツ北九州から新加入。昨季は北九州の守護神として昇格組のチームを過去最高順位タイに押し上げる原動力の一つとなった。今季は自身初のJ1挑戦となるが、ここまでリーグ戦の出番はなし。しかし、ルヴァン杯ではグループステージ全試合にフル出場しており、チームのプレーオフステージ進出に貢献している。ちなみに、プロ1~2年目は松本山雅FCでプレーしており、犬飼智也と在籍時期が被っている。
一方、クォン・スンテもまだリーグ戦では出番はないが、ルヴァン杯ではグループステージ5試合に出場。献身的に沖を支える場面も目立つが、ピッチに立てば安定したシュートストップとハイボールへの対応を見せており、その能力の高さは健在。またコーチングも光っており、平均年齢の若い守備陣をまとめている。今節もスンテが最終ラインを引き締めてくれるはずだ。
書いた人
タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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