焦がれる

私の理想のあの人に
焦がれて焦がれて
しょうがない

私の愛するあの人に
焦がれて焦がれて
しょうがない

恥も忘れ
ひたすら焦がれて
外聞も忘れ
ひたすら焦がれる

たった1人の私の理想
たった1人の愛の矛先
この醜い想いに身を焦がす

このわたしの醜い感情
あぁなんとも醜いことかな
あの人の照らす光だけが
この醜さを浄化する

この醜さが知られてしまえば
私は全てを失うだろう
私が築いた全てのものを
それでもひたすら焦がれてる

あぁひとすじの私の光
私はあなたを想います

「鳴く蝉よりも　
　　　　　鳴かぬ蛍が身を焦がす」

そうと言わんばかりにも
ただひたすらに隠します
どうか気づかずにいてください
このちっぽけな醜い私に

これほど心がもがいても
私は静かに焦がれてる