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幸運を呼ぶアイコン・フランスの場合

ラッキーアイテム、と言えば何を想像されますか?
日本でも縁起の良いものとして、鶴や亀、茶柱?などが古くから言い伝えられていますが、お国が変われば縁起物もちょっと違ってくるようです。
そんな”ラッキー”にまつわるアイコンを、フランスアンティーク雑貨視点から見て見たいと思います。

■フランス蚤の市に点在する幸運の象徴たち

パリではないフランスの地方都市で蚤の市パトロールをしています。
毎週蚤の市に足を運んで現地の空気をお伝えするのがライフワークとなってます。

※余談ですが、Instagramライブ蚤の市のお散歩は毎週日曜日ですので、リアルタイムの蚤散策をご一緒してくださる方はぜひのぞいてください!

そんな古い雑貨や美術品、ガラクタなどの中から垣間見る、古くから好まれているモチーフの中でも、ラッキーアイコンとして愛されているものを集めました。

フランスのアンティークアクセサリーは古びた質感や丁寧な細工など魅力的なものがたくさんあります。
見た目の美しさにひかれてやまないのはもちろんなのですが「縁起が良い」という魅力も忘れてはならない人気要素の一つです。
ジュエリーはいつでも身に着けていられるため、信仰のための祈りのアイテムをはじめ肌身離さず自身の身を守ってくれるお守り的な意味合いも兼ね備えているのかもしれません。
そんな幸運を運んでくれそうな、ラッキーアイテムを形取った様々なものが蚤の市の雑貨の中でも目に留まるのです。

■ 蝶々

蝶々は「成長・変化」の象徴として好まれています。
もちろん見た目に華やかで美しいのも人気の秘密。
さなぎから美しい蝶へ変身を遂げるように、新しい変貌を期待している方にお勧めです。

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■ ト音記号

ト音記号や音符など音楽に関わるモチーフもラッキーアイテムの一つです。
人々の心に感動を与え、人生をより豊かなものにしてくれる音楽を象徴するト音記号は優美な曲線の美しさも人気の理由。
音楽に携わる方だけでなく、クリエイティブな活動をされている方にお勧めです。

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■ 鳩

鳩は平和のシンボルでもあり、集団で行動することから仲間を大切にする鳥だと言われています。
下の写真のアクセサリーもつがいで模られており、人間関係での運気を呼び寄せてくれるアイテムです。
思いもよらぬ出会いがあったり、人脈が広がったり…人と人とのご縁での幸運を引き寄せたい方にお勧めです。

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■つばめ

「幸運を運んで戻ってくる」といういわれからつばめが巣を作った家には幸運が運ばれると言われています。
日本でも同様な意味で縁起の良い動物として人気ですよね。

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■ 馬蹄&四葉のクローバー

魔除けや幸運をためこむアイテムとして人気の馬の蹄鉄。
U字型のくぼみに幸せを満たすそうで、身に着けるときは上向きにしないといけないそうです。
また幸運アイテムとして一番有名な四葉のクローバーは、運を自分の手でつかむという意味合いがあり、組み合わさると最強の引き寄せ効果がありそうです。

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■麦・葡萄

麦は大地の恵みの象徴として、葡萄は豊かな実りの象徴として知られています。
麦や葡萄は特にキリスト教的に神聖な役割をもち、重要な意味合いで使われることが多く、信仰心の篤い人々や教会装飾の場面で多く用いられています。

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■すずらん

大人気モチーフのひとつ、すずらん。
フランスではスズランに限らずこのような釣り鐘型の小花は春の訪れのシンボルでもあり、花や小鳥や動物と共に幸せを運び込むと言われていました。
古くから5月1日にすずらんを贈り合う習慣があり、贈られた人の元にも幸運が訪れると言われています。

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■ヤドリギ

宿り木は古くから魔除けや解毒作用があるとされており、クリスマス年末年始に玄関先に門松の様に掲げて新年を迎えていました。
神聖な植物とされてる宿り木の下で様々な儀式が執り行われたりと、古代から縁起物としてあつかわれてきました。
最近では白い実と丸っこい葉っぱのかわいらしさで人気モチーフとなっています。

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探し出すときりがないほど様々なラッキーアイコンがありますが、アンティーク品の中にそれを多く見かけるのは、昔の人たちのが古くからの言い伝えを大切に生活してきたことの表れかもしれません。

そのように幸運を願って美しく作られたものが大切に扱われて現代に美状態で受け継がれてくるのもうなずけます。

どれも、幸運を招きよせるために身に着けていたら効果がありそうなモチーフですが、デザインも素敵なものばかり。
気軽に身に着けて、ハッピーを引き寄せてください。

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