GORE-TEXとアメカジ野郎の寂しすぎる関係

前回までのあらすじ、元友人であるアメカジ野郎の着ているギターTシャツから彼のしょうもない人間性を暴いたが、今回は彼が被っていたゴアテックスのキャップについて批判をしていこうと思います。

 

ゴアテックスとは、ゴア社が開発した優れた防水透湿性を持つ素材で、主にアウトドアスポーツ用の雨具に使用されます。

 

私はロードバイクや登山、釣り等アウトドアスポーツはどれも大好きです。ゴアテックス製の上下の雨合羽も20年前に購入しました。しかし、実際に使ったのは数回だと思います。

 

雨が降る可能性が高く、危険を伴うのであればアウトドアでの遊びは基本的にキャンセルしますし、幸運にも途中から雨に降られてザックから雨合羽を出して着たことも数回で済みました。

 

ゴアテックス製の雨合羽は高性能ですが、着ないですむのであればそれに越したことはありません。また、ゴアテックスの防水透湿性が必要なのは登山中など長時間にわたって生命維持が必要な運動時であり、街中で使うなら安価なビニールカッパの方が確実に使いやすいです。

 

しかし、この実生活に於いて全く必要のないゴアテックスの無意味な性能に胸をときめかせるしょうもない人種がいます。そう、アメカジ野郎です。

 

 

彼らは無闇矢鱈に「高性能」を謳うモノに弱いです。アウトドアウェアだけでなく、ハイテクスニーカーやミリタリー、腕時計、ジーンズなど何から何まで付加価値を付けたがります。

 

彼らがそうして高性能なものに惹かれる理由は、彼ら自身に自信がないからでしょう。彼ら自身も、服を脱いだ裸の自分が中身カラッポのしょうもない人間であることは暗に自覚していて、そのことに耐えられないからこそやたらと高性能な物を身につけたがるのです。

 

そして、自分自身が行動を起こすイメージが皆無ですからアウトドアウェアをやたらと買い込んでも決してアウトドアスポーツに興じることはありません。自分に出来るわけがないと思っているのです。それに、彼らの自我の代わりをしている大切なお洋服が汚れるのは何よりもイヤですから。

 

彼らは高性能なウエアやシューズ、時計などグッズを身に着けて街中をチンタラ闊歩して無事に生還しているのです。彼らは何と戦っているのでしょうか。

 

また、こんなこともありました。他のアメカジ野郎が以前、トレイルランニング(舗装路ではなく山や沢を走る競技)用シューズについてベラベラ語っていました。

 

アメカジ野郎の例に漏れず、彼はトレランをやったことがないどころか、ジョギングすらできないほど運動経験のないフェイク野郎です。それでも、ネットで調べただけの情報で誰よりも詳しくなったつもりで好き勝手なことを語れてしまうのがアメカジ野郎です。

 

彼が言うには、トレラン用のシューズにはゴアテックスが最適だということでした。これは、一見正しそうに思えるのですが明らかな間違いです。

 

トレランシューズにゴアテックス等の防水透湿素材は不要どころか、デメリットにしかならないからです。

 

トレランをやったことがないアメカジ野郎である彼は、単にぬかるんだ地面や水場を走るなら防水素材が必要だろうと思ったのでしょう。確かに、ハイカットでゲイターを付けた登山靴ではそうでしょう。

 

しかし、よく考えてください。いくら防水素材の靴でも、トレランシューズはローカットの普通のスニーカーと同じデザインです。足首の履き口部分から入ってくる水まで防げますか?

 

結局足首から水はどんどん入ってくるうえ、その水は内側から防水素材に阻まれて外に排出されません。小学生のころ、履いた長靴の中に水を貯めてふざけたことがありませんでしょうか、あれが山の中で起こるのです。

 

足が水に浸かったまま運動するとあっという間にマメができて走行不能になります。また、塹壕足という重い症状になる可能性も起こります。もし防水素材を用いていない靴であれば一歩一歩ごとに水は排出されてそこまで酷い症状にはなりません。

 

こうしたことはトレランをやる人は常識です。知らなければ知らないでいいんです。問題は、ただの一歩も山道を歩いたことすらないままにトレランシューズについても語れるレベルにあると誤認することができてしまうアメカジ野郎の魂胆です。

 

彼にそのことをやんわり指摘すると(ありえないことですが、万が一にも彼がトレランを始めて山道でマメを潰してしまう可能性があるかもしれませんので)彼は途端に不機嫌になり、じゃあ何でゴアテックス製のトレランシューズがあるんだ、と反論しだしましたが、ごく少数のゴアテックス製シューズ以外のラインナップのほとんどは非防水シューズであることの理由に気付くことができないようでした。

 

何度も言いますが、彼はトレランどころかジョギングすらできないほど運動経験のない人間で、全ては彼の頭の中で起きている出来事なのです。

 

自分が集めた情報や、自分の妄想が間違っていると想像することすらできないのがアメカジ野郎です。

 

ゴアテックスは確かに高性能な素材ですが、万能な素材ではありません。着れば人生が絶好調になったりなどするわけがありません。アウトドアに興じることもなくただ町をぶらぶらするだけのアメカジ野郎には着る資格もありません。

 

話をゴアテックスのベースボールキャップに戻します。もう一度言います。ゴアテックスのベースボールキャップです。笑わないでくださいと言う方が無理な話です。私なら、ゴアテックスのベースボールキャップを被ったアメカジ野郎の頭にバケツで水をかけて、中から乾いた頭部が現れたら笑い死にするに決まっています。

 

彼らは「高性能」という情報だけで頭が満たされ、何のためにそれを使うかまで考えることができません。救いようがないのは、彼らは高性能な服を着れば着るほど周りから尊敬してもらえるとすら思っています。また、高性能な物を着ていないと自分で自分自身を愛することすらできません。ですから、晴れた日にファミレスに行くだけでも意味もなくゴアテックスを身に着けてしまうのです。

 

アメカジ野郎のクローゼットの中のゴアテックスは決してアウトドアシーンで活躍することはありません。開発者も泣いていることでしょう。

 

地に足の付いた自分の生活より、「高性能」というまやかしの方を100%信じてしまうアメカジ野郎の主体性のなさをご理解いただけましたでしょうか?くれぐれも、ゴアテックスに罪はありません。TPOも考えずにゴアテックスを身に着けてしまうアメカジ野郎が馬鹿なのです。

 

次回以降は、アメカジ野郎が大好きなスニーカーについて批判をしていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?