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夢は人生の伴侶

「夢」の問題に本格的に携わって30年、「インテグラル夢学」を体系化することで、私自身の夢に関する理論的背景を一通りまとめることができたと思います。この理論は、ケン・ウィルバーのインテグラル理論をバックボーンにすることにより、フロイトもユングもアドラーも、既存のあらゆる夢理論を「含んで超える」ことになったと自負しています。
夢は、無意識から夢主に宛てたメッセージであることに間違いありませんが、それだけでなく、無意識の構造、無意識が人間に果たす役割まで見せてくれるものです。
こうした夢と無意識の関係性を示す「地図」は、今までトータルなかたちで描こうとする人がいなかった分野です。当のウィルバーでさえ、夢に関しては必ずしもインテグラルではありません。
精神科医やカウンセラーなどの臨床家の間にも、無意識へのアプローチの重要性を知りながらも、夢を媒体とすることを避ける傾向がいまだにあるようです。そういう意味で、「夢の王国」はまだまだ未踏の地。そこに足を踏み入れることで、どれだけの宝物が手に入るのかを想像するなら、もったいない話です。
アカデミズムの世界がどうあれ、人の数だけ夢が存在し、人の歴史の分だけ夢の歴史が存在します。この「大いなる人生の伴侶」の言い分に耳を傾けなくていいわけがありません。
「インテグラル夢学」は、夢という編纂途中のこの膨大な百科事典の「サイトマップ」の役割を果たすこと請け合いです。

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