まとめ:ゾーン1からゾーン8の方法論
■4象限と8ゾーンの関係
さて、ゾーン1からゾーン8までの8種類の学問分野およびその研究方法について考えてきた。
今回は、それらの全体像をまとめておく。
まず、もっとも基本的なこととして、4象限と8ゾーンとの関係性を、以下のリストと図で示しておこう。
<左上象限>
ゾーン1:一人称(私)の内面を、内側の視点(一人称)で見る方法論(現象学など)
ゾーン2:一人称(私)の内面を、外側の視点(三人称)で見る方法論(構造主義など)
<左下象限>
ゾーン3:二人称(私たち)の内面を、内側の視点(一人称)で見る方法論(解釈学など)
ゾーン4:二人称(私たち)の内面を、外側の視点(三人称)で見る方法論(エスノメソドロジーなど
<右上象限>
ゾーン5:三人称単数(それ)の外面を、内側の視点(一人称)で見る方法論(認知科学など)
ゾーン6:三人称単数(それ)の外面を、外側の視点(三人称)で見る方法論(神経生理学など)
<右下象限>
ゾーン7:三人称複数(それら)の外面を、内側の視点(一人称)で見る方法論(社会的オートポイエーシスなど)
ゾーン8:三人称複数(それら)の外面を、外側の視点(三人称)で見る方法論(システム理論など)
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