「私はこうして夢を学んだ」(その1)
私が本格的に「夢」について学ぶようになったのは、1997年か98年頃だったと思います。夢学の師である大高ゆうこ氏と出会ったのがきっかけです。
当時私は、ほぼ失業状態。バブル経済が弾けたことで、それまで順調だった仕事が瞬く間になくなり、そのせいで夫婦仲にヒビが入り、ほとんど家庭内離婚状態が続いていました。
私は人生の仕切り直しを余儀なくされ、本当はどんな生き方を望んでいるのか、自分の本心と真剣に向き合う必要性に駆られていました。
共通の知り合いを通して大高氏とお会いしたその日、夢に対する思いの強さで共感し、私が直近にみた悪夢の話をすると、さっそくその場でドリームワークが始まりました。そして導き出されたその悪夢の意味に驚愕するとともに、ストンと腑に落ち、その瞬間私は離婚を決意したのです(決意から実現までには、さらに数年かかりましたが)。
それは、私にとって新たな旅立ちの合図の夢だったのです。そこから私の「自己変革」が始まりました。それは、「夫・父親としての自分」という執着からの卒業を意味しました。
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