父が新型コロナウイルスで亡くなりました。

今回の記事はタイトル通り、

8月23日の午後、私の父親が新型コロナウイルスによる肺炎が死因で、亡くなりました。

既に火葬は終わりました。

父は亡くなる数日前までは、ちゃんと意思疎通ができ、会話もできていました。

とはいえ、父は持病と闘いながらも、目を患ってしまい、殆ど眼は見えなくなっていて、足も不自由になり、自分の意思で立てなくなっていた位の人でした。

介護施設に入れる必要があると家族内で話していましたが、亡くなる数日前くらいから、熱が出て、風邪のような症状が出てきて、いつの間にか、息も絶え絶えの状態になっていました。

自分はコロナであると確信しましたが、とき既に遅し。

終いには意思疏通もできなくなり、あっという間に亡くなりました。

このように、容体が急変するのがコロナの特徴のようです。

父はヘビースモーカーで、闘病中の身で有りながら、馬鹿みたいにタバコを吸ってました。酒も容赦なく飲んでました。オマケにギャンブルもしていました。

自分はタバコが大嫌いなので、最近はタバコを隠れて吸っている父に対し、アタリが強くなっていました。ほかにも父は迷惑ばかりかけていました。

歳もあまりに離れているせいか、正直うまくコミュニケーションが取れていませんでした。父は後期高齢者でした。

このようなコロナでの死という結果は、本人の不摂生な生活を送っていたのが祟った、自業自得な面が大きいです。

保守的で頭が固く、ワクチンも打っていませんでした。

そのような父でしたが、優しい面もありました。

父ももう、自分の命は既に長くないことを、悟っていたような面もあって、それはここ最近の言動と行動に、それらが顕れていたように今では思える。そんな父でした。

いろんな自分で蒔いた厄介ごとを置いて、この世をとっとと去った、無責任な人です。

周りに不幸を散々撒いて、それらの対応に家族はいま、追われています。


ちなみに、亡くなったその日、息をしていない父を発見したのは自分で、第一発見者である自分は警察への対応に追われました。

病院に緊急搬送された父は、途中、息を吹き返したようでしたが、結局亡くなったそうです。

既に病院は満杯で、入院もできない状態なので、結局コロナにかかった時点で、その命運は尽きていました。

自分らもニュースで散々聞いてはいましたが、間近にコロナでの死を体感すると、本当に初めて恐怖感を覚えました。

病院は、濃厚接触者となってしまった自分たちを、呼び出して検査を受けるように指示。
(そもそも濃厚接触者を外に出すのはどうかと思うんだが・・)


その結果は、父以外全員「陰性」でした。


正直に言うと、今でもそうなんですが、自分も風邪のような症状があり、自分がコロナを移してしまったのかと思いながら、検査を受けました。

しかしその結果には、呆気に取られた。

このコロナというウイルスは本当に、未だによく解らないウイルスです。この結果で尚更謎に思いました。

もしかしたら、重症化した人にだけ陽性反応が来るのかも、とも考えた。

今でも咳のような症状に悩まされている状態の自分ですが、幸い今は仕事をしていないので、自宅にずっといる状態です。(それもいつまで続くか…)

オリンピック以降、コロナ感染者が、爆発的に増えたように思います。実際にここにまでその余波が来てますから。

こんな状態でもオリンピックを断固として開く、この国の愚直さと頑固さには、日本と言う国の危うさが、まさに顕れていると言うべきか。

兎に角、以上がここ最近の近況と事の顛末で、それをここに記しました。


人間とは、死に際に、これまでのその人間の生き様が総て顕れると、父の最期を見てそう実感しました。自分はそのような父を見て、学ばせてもらいました。

死に様こそ、生き様。

コロナでの犠牲者はおそらく、この先も増え続けるでしょう。自分ももしからしたら、いつ重症化して、死ぬかもわかりません。

まあ自分のような、雑魚人間が死んだところで誰も悲しまないし、なんの影響もないでしょうけど。

最後に、父に冥福を祈りたいと思います。


そして、さようなら。

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