片付ければどれだけ汚してもいいだろうか、いやよくない(反語で反省)

こんにちは、南極観測隊員志望のライアンです。

先輩から実験室での作業中の振る舞いについて注意を受けました。
配属早々から技官さんや先輩から「ライアンは片付けがなってない」と言われ続け、片付けは周りの学生以上にできるようになったと自負していました。

実験後に何故掃除をするのかと言えば、自分が出した汚れが他の人(ラボメン)の実験結果に悪影響を与えないようにするため。そう教わりました。

「迷惑をかけないように」そのことを肝に免じ掃除に励む。
そして、毎回片付け後に先輩を呼び、チェックをしてもらう。
今では僕の実験した後に葉っぱ一枚、土ひとかけらものこっていない(はず)です。

だからこそ、一時は「僕よりも片付けが適当な人はラボ内にいる。なのに何故いまだに自分だけ片付けに注意を受けないといけないのだろうか」と憤っていました。
周りもやっていないから、自分もやらない。

そんな危ない考えに陥いりかけていました。
でも、周りができていなかったり、適当にしていまいがちなことをやることが自分へのプラスにつながる。そう考えなおすことができるようになりました。

いっぱしに悩んだ気にもなり、片付け後のチェックはもう不要とお墨付きももらった。

だからこそ、最近の自分は「片付けもできるようになった。だから、実験中は汚しても最後にきれいになっていたらいいでしょう」と考えていました。

でも、違ったんですね。
実験机は一つを半分にして、2人で使ってます。

だから、自分の作業中に出たごみが隣の先輩に影響を与えてしまうかもしれない。そんな当たり前を想像できていなかったのです。

同時に実験室全体での共有作業スペースを占領しすぎていた問題も発生しました。驕りからくる慢心でしたね。

実験室は自分だけのものではない。そのことを胸に刻んで実験をしていこうと思います。

物理的にも人間関係的にも閉ざされた環境の南極に行ったりしたらやっぱり、こういう小さいことの積み重ねが大切だと思うのです。

頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。