”宇宙よりも遠い場所”へ。
一度は行きたいあの場所。自分にとってそれは「南極大陸」その一か所に尽きる。
人類を寄せ付けない孤高の大陸にして、人類最後のフロンティア。今は真っ白な氷に覆われた大陸だけれど、数億年前には恐竜が闊歩して緑が生い茂っていたという。今でも、大型動物の生息していない南極には遥かな昔からそのままの姿を保ったものがたくさん残ってる。湖の下のコケやシアノバクテリアの尖塔たち、氷の下のボストーク湖の中に生息しているという未知の生物たち。どれもこの世すべてのロマンが詰まってる。
いま世界の目はヨーロッパでの戦争に向けられているものの、厳しい環境と南極条約に囲われた南極大陸では例外的な場所となっているだろう。人類が生きるには厳しすぎて、主義主張や人種、そうした壁を乗り越えて手を差し伸べあわないと生きていけない。また、南極条約はどの国の領土権主張や軍事基地を規制していて、各国の基地にはパスポートなしに訪れられるという。
大学院に入学した今、これまで以上に南極が近づいていて、胸が高鳴る。
そのむき出しの地球をこの目で見に行きたい。
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