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星は巡れど、人生は一度。

高校で天文部に入ったことをキッカケに星と宇宙が好きになりました。

もっと昔から好きだった人と話したり、自分で本を読んだりして色々勉強する中で天文の現象の多くは何度かめぐるということを知りました。

例えば、夏に来る三大流星群の一つ「ペルセウス座流星群」は1年に1回来るし、有名なハレー彗星も76年周期で太陽に近づきます。

もちろん中には一度起こっただけでもう二度と起こらないという現象もたくさんあります。

今日の夜、空を見上げた方はいますか。
今日は約400年ぶりに木星と土星が大接近する日でした。
(接近自体は20年単位ほどで起きますが、今日ほど大接近するのは珍しいのです)

400年前と言ったら、日本は江戸幕府のころだし、地動説の提唱者ガリレオが生きていたころです。

すごく昔のことではあるけれど、再び起こった現象です。
(宇宙の規模で言えば瞬きほどの瞬間ではありますが)

そんな周期的な現象も生み出す天体たちを見上げながら生きてる我々に目を向けてみましょう。

400年経って、木星と土星が最接近しても、ガリレオは再誕生していないし、幕府もできていない。

人生も一方通行で一度通り過ぎたことは二度とは巡ってこない。

だからこそ、一方通行の時間の流れの中で、それに逆らって、何度でも会うことができる人との絆を大切にしたいです。

本当に、有難いことですね。

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