青山外交安全保障研究所

外交安全保障について研究する大学生の備忘録。大学院進学に向けて国際関係論・安全保障を幅…

青山外交安全保障研究所

外交安全保障について研究する大学生の備忘録。大学院進学に向けて国際関係論・安全保障を幅広く研究中。関心分野は軍事戦略論、政軍関係、世界各国の軍隊・警察・特殊部隊・諜報組織など。 ヘッダー画像は管理人撮影。

最近の記事

参考文献メモ➁(治安部門・クーデタ)

➀「安全保障における軍事と警察の差異」、遠藤、「国際安全保障」第32巻第4号、2004 →軍事と警察の業務の棲み分けや過去の事例について解説。 ➁「PKOの要因提供がクーデタの発生・成否に及ぼす影響:1991~2007」、久保田、「比較政治研究」第3巻、2017 →PKO派遣はクーデタ抑止あるいは促進に影響があるのか、ハンチントンの定義を用いながら丁寧に分析。

    • 参考文献メモ➀(政軍関係・民間軍事会社)

      ➀「『軍隊と社会』現在の研究」、河野、「国際安全保障」第35巻第3号、2007 →ハンチントンの軍事専門職の定義が変わりつつあると指摘。PKO派遣のイニシアチブを日本と米国の軍人や士官学生で比較。「信頼」がどれほど作戦遂行に影響するか分析。 ➁「アフガニスタンの治安安定への課題」、嶋田、「アジア研究」56巻3号、2010 →発展途上国において、給料が低いと警察が機能せず、給料を上げると警察の質は向上するものの、財政的には持続可能でなくなるというジレンマを指摘。 ➂「テロリ

      • スロバキアってどんな国?

        2024年5月19日にスロバキアのフィツォ首相が銃撃された事件で、シュタイエシュクト内相が「犯行は(単独犯ではなく)グループによって行われた可能性がある」と語った(注1)。 この記事では、スロバキアがどのような国なのか概観する。 (ヘッダー画像は日本国外務省ホームページhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/area/slovak/より) 地理(注2より) スロバキア共和国は面積が4.9万㎢、日本のおよそ7分の1である。国土の8割が標高750メートル以上の

        • エジプトがイスラエルに対して報復を行うことはないのかな。 ラファ境界でエジプト兵1人死亡、イスラエルと銃撃戦 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20240528028

        参考文献メモ➁(治安部門・クーデタ)

          日本政治法律学会研究報告大会に参加(2日目)

          昨日も日本政治法律学会研究報告大会に参加した。ウクライナ研究の岡部先生やアメリカ研究の前嶋先生、石破元幹事長などの講演を聞くことができ、とても良い機会となった。

          日本政治法律学会研究報告大会に参加(2日目)

          会談に意味があるのか。韓国であれば対北朝鮮という共通項はあるが。 協力を目指す6テーマの中に「公衆衛生」とあるが中国とは共有できないだろう。 日中韓「朝鮮半島の完全な非核化目標」…首脳会談の共同宣言原案、北朝鮮の核・ミサイル開発念頭 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20240524-567-OYT1T50213

          会談に意味があるのか。韓国であれば対北朝鮮という共通項はあるが。 協力を目指す6テーマの中に「公衆衛生」とあるが中国とは共有できないだろう。 日中韓「朝鮮半島の完全な非核化目標」…首脳会談の共同宣言原案、北朝鮮の核・ミサイル開発念頭 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20240524-567-OYT1T50213

          日本政治法律学会研究報告大会に参加(1日目)

          城西大学で行われた日本政治法律研究報告大会に参加した。 学会への参加は初めてだったが、登壇者との距離が近かったり参加人数が少なかったりと、思っていたよりもアットホームな印象を受けた。 登壇者も、現職の海上保安官や中学教師、行政職員、国会議員など多様で実務と掛け合わせた発表を聞くこともできた。 明日は、与党国会議員や安保の専門家も登壇するので楽しみである。

          日本政治法律学会研究報告大会に参加(1日目)

          noteを始めるにあたり

          先日とある軍事評論家の話を聞きに行ったところ、「とりあえず書いてみる」ことが重要だと言われた。 テーマが決まっていなくても、詳しく調べていなくてもまずは書いてみることで、徐々に調べ足りていないものや自分が書きたいことが見えてくるようだ。 そこで、noteを書いてみようと一念発起した。 もともとニュースや書籍を読むなかで気になったことや初めて知った用語はエクセルにまとめており、これから回答を書き加えようと思っていたところだったので、その回答をnoteに書くことにした。 とはいえ