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56:セカンドオピニオンの勧め

葬儀屋は逝去後に葬式相談するのが普通!?のようで存命中に電話しても「亡くなったら連絡してください」と言われるらしいが、葬儀支援の目的は残る家族の生活が守れる葬式施行、当然逝去後では間に合わず、家族の価値観、事情、考え方、人間性など全く分らない状態では当方と家族の意見が交わることもなく平行線さえある為、逝去後突然の依頼は一切受けてない。

逆を言えば全て事前相談してある家族だから、元気な時から終幕までの流れを知ってる故人のほうが多く、もっと早く相談に来てくれてたら、もしかしたら『手遅れ』に成らずに済んだかもしれないと感じる対象者もいます。

病院に行くのが嫌で愚図愚図した結果の手遅れなら自己責任だけど、腹痛で医者に行ったら「胃が風邪ひいてるんだね」「胃痛の薬を出しておきます」とだけ言われ、他の検査もしないまま投薬だけを続けて数か月、周囲に言われて別の病院に行くとステージ4のすい臓癌と診断された人もいます。

『偶然見つかったステージ0胃癌』

2018年6月の健康診断で、胃の内視鏡は10月の予約になると言われた事から予約せず忘れてましたが、4か月後、会員さんから内視鏡は〇〇が専門医だから上手だと聞いた事から胃カメラしてない事を思い出し検査する。

10月26日、鼻からの胃カメラ検査、初めのうちは「綺麗ですね」と安心できる言葉でしたが、途中で「ん、ちょっと待って」と細胞採取、検査後に「癌の確立五分五分」と言われて『ドキッ』鼻からの胃カメラは暗くて見えに難く、細胞検査でクラスⅢ以上なら口からの胃カメラで再検査との事。

11月16日、細胞検査結果『クラスⅤ 悪性と断定できる異型細胞がある』との事で癌決定、でもステージ0だと言う。
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細胞レベル
クラスⅠ :正常細胞(異常なし)
クラスⅡ :異型細胞は存在するが、悪性ではない
クラスⅢa:軽度・中等度異型性(悪性を少し疑う)  
   Ⅲb:高度異型性(悪性をかなり疑う)
クラスⅣ:悪性細胞の可能性が高い、あるいは上皮内がん
クラスⅤ:悪性と断定できる異型細胞がある
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癌ステージ
ステージ0 
癌細胞が粘膜内に留まっており、リンパ節に転移していない。

ステージ1
癌の腫瘍が少し広がっているが筋肉の層までで留まっており、リンパ節に転移はしていない。
ステージ2
リンパ節に転移はしていないが、筋肉の層を超えて浸潤している。または、癌は広がっていないがリンパ節に少し転移している。
ステージ3
癌の腫瘍が浸潤しており、リンパ節への転移が見られる。
ステージ4
癌が離れた他の臓器へ転移している。
-------------------------------------------------------------------------------------11月16日、口からの胃カメラで再確認、11月26日内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の予約をする。

11月26日、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)治療で直径4cmほどの胃壁を切り取って8日間入院、退院後1か月後、3か月後、6か月後、その後は半年毎の内視鏡検査で術後8回目(3年後)の検査が済んだ時点の再発は見られません。

内視鏡の予約が取れない状況で、偶然セカンドオピニオンのような結果になりましたが、当初予定してた総合病院でも発見できたか!? と言われたら現実は難しかったような気がします。5名の常勤医が毎日、毎日、胃カメラを見続けてる専門医だから発見できた可能性も高いからです。

術後の大腸癌検査でも引っ掛かり内視鏡検査をしながら自分でも確認しましたが1㎜程度で取れないから2年後と言われ、2年後の内視鏡でも大きくなってませんでした。癌細胞は早期であれば数年単位で成長するそうで、まだ切り取ってませんが、定期検査で確認できる安心感があります。

すい臓癌の初期は自覚症状がなく発見が難しいと言われますが、上記のような痛み止め投薬だけで数か月過ごすのでなく、一度検査して投薬後も改善が見られない時には専門医での再検査か、様々な機材が揃った総合病院での検査などセカンドオピニオンは積極的に行うべきだと思う。

中にはプライドから嫌がる医者もいるだろうが、命を賭けているのは医者でなく患者であるあなた自身や家族で手遅れになって「ごめん」では済まされない現実が起きても不思議ではないのです。医者は皆同じスキルを持っているわけではなく、技術も知識も経験も全て違うのですから、自分が納得できるまで検査し続ける事も一考です。

癌ではありませんが、知り合いの人がうつ病に掛かり、長年良くならずでしたから違う医者に行くよう勧めてたようですが、当人は断固掛りつけ医師を信用し続け快方に向かう事はありませんでした。しかし配偶者もうつ病になり違う専門病院に掛かった事で快方に向かうと、ようやく担当医を替え快方に向かってると聞きました。

何でもネット検索できる事で『思い込み病』も珍しく無く、便利さがあだとなる事もあります。『病は気から』が上手く作用することもあれば、思い込みで精神的な病の引き金になることだってある。特に病を抱えた当人は視野が狭くなってますから、周囲が温かい目で優しい心で冷静な判断と、冷静な対応を心掛ける事で前向きな思考に導く事は大事でしょう。

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参考資料(お時間のある時にでも読んでみてください)
あんしんサポート葬儀支援センター  
代表ブログ 葬儀支援ブログ「我想う」
家族の死後に後悔しない為の一冊

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