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【30歳の独り言】限られた時間で何が笑顔を作るか

プロローグ

先週、母方の祖父が病院へ運ばれた。

身体は元気だけど、
頭の中がごちゃごちゃしているようだ。

以前、医療従事者として勤務していた私は
なんとなくこの先の展開を予想はできている。

家でじっとしていられない。
買い物しようと出かけたらお金を払わずに持ち帰ろうとしてしまう。
祖母に注意されるとカッとなり、声を荒げてしまう。

仕事をしていた時、
何十人、何百人と見てきていたが、
実際、間近で見ることになるとは。

微笑みながら祖父が言った。
「かずだったか、いや、違ったか?!」

3ヶ月も会ってないから無理もない。

そんな言葉に、
私は悲しくはならなかった。

名前を間違えようが、忘れられようが、
笑顔で話しかけてくれたのだ。

そのことに私はただ嬉しかった。

笑顔を見せてくれたこと、
残りの限りある人生でも、
笑顔を見せてくれるのではないかと
少し安心もした。


伝えたいこと

時間は有限
時間は私たちを待ってくれない。
1分、1秒と終焉に近づいている。
たとえ、1分たりとも時間を無駄にしていいものではない。

だからこそ、

笑顔を作れる人であれ。
笑顔を作れる人は素敵だと思う。
周りに笑顔を与えられる人間で
あり続けるように生きていく。


祖父へのメッセージ
訳がわからなくなっても
笑顔でいてね。

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