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時計じかけのオレンジ

北海道を離れてから、約1週間が経ちました。
この1週間、実はかなり気持ちが滅入ってしまっていた。
(Twitter廃の私からしたら約1週間つぶやかないのは重症。インフルエンザレベル。)

はじめ、原因がわからなかった。
ずっと落ち込んでしまっていたし、やる気もなくて、ソファに沈み込むようにだらーんと過ごしていた。

傍ら、私はずっと「ある本」を読んでいた。


『時計じかけのオレンジ』
アントニイ・バージェス著

イギリスの本。1960年代に有名になった本で、今でも有名。
私は日本語に翻訳されているものを読んでいた。

本の内容は、一言で言えば、超暴力。

15歳の少年アレックスが平凡な毎日にうんざりして、仲間とともに夜の街をさまよい、強盗、破壊、暴行、殺人を笑いながら繰り返していく話。
(裏表紙参照)

あらすじやばいな。笑

おすすめの本で紹介されてるのがきっかけ。
初めは興味本位で読んでいた。

今までウルトラスーパー平和的に過ごしてきて、自分に関係してこなかったことだったから、首を突っ込んでみた。

今年中に本を30冊読む目標を立ててたから、初め張り切って読んでた。

でもだんだん読めなくなっていった。

せめて歯磨きの時間だけでも毎日読んでいたけど、全然ページが進まない。
描写の激しい文章を読むと心が痛くなる。

ええええ、チェーンソーで、、

ええええ、めっちゃ皿割るやん、、、

(読みながら大ダメージくらった)

そして、、、

心を病んだ。笑

主人公の愚行の理解に苦しんだ。

常日頃、
「知らない世界をみたい!(わくわく)」
と意気込んでいろんなことに首を突っ込みまくっていたけど、今回は突っ込み先を誤ったぽい。

刺激が強かったかもしれん。
想像力豊かすぎて心臓痛くなったわ。

これではあかんと思い、すぐに本屋に駆け込んで処方箋(=新しい本)を買った。

前から気になっていた、小学生の友情系の小説。
無難なチョイス。

急いで読んだ。

読み終わった。

気持ちが治った。

ふーーーっ

胸をなでおろす。

今回学んだことは2つ。

①新しい世界を見るのはいいが、ほどほどにする。
(好奇心はもう自分では止められないけど、「ちょっと違うな。。」と思ったらすぐに引き返す。

②やばいと思ったら自分なりの対策を取る。
(早めに気持ちを切り替える。じゃないと闇に飲み込まれてしまいそうになる)

本の世界はとても面白いけど、ときに感情移入しすぎてしんどくなるから、そのへんわきまえるようにしよう。はい。

現時点で25冊。
目標まであと5冊、年内に読むぞー。


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