「まだ何もわかっていない」という無限の伸びしろ
オーディオブック「Audible」で、
「ハンチバック(市川沙央著)」
を聴きました。
難解では?という先入観が当初はありましたが、難しい表現や語句はほとんどなく、かつ短編なので誰にでも理解しやすい内容です。
僕は実に単純明快な感想として
「障がいを抱える当事者が持つ喜怒哀楽、特に『怒り』『哀しみ』とは、自分が持っていると思われる良識の範囲内では計り知れないレベル❢」
という衝撃でした。
詳しくは是非是非実際に読んでいただくのが一番なのでここでは割愛しますが、あともう一つ感想を挙げるとすれば、
「僕らが当たり前のように『出来てしまうこと』をさも当然のように公言したり、それをネタに『リア充アピール』みたいなことをしてしまうことで心を痛める存在があることを忘れてはならない」
という思いです。
と言ってる自分でさえも、知らないうちに何人もの方を傷つけてしまっているかもしれません。
有名なお話で
「三尺三寸の箸」
というものがあります。
あまりに有名なので詳しい説明は不要と思いますが、それぞれがたとえどんな立場・状況にあろうとも、お互いを気遣えて共生できる社会を
「現実として」目指したいものです♪
僕はおそらく、世の中の何もわからないうちに死んでいくのでしょう。
でも、だからこその
「伸びしろ」を感じられるのが生きている価値そのものです。
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