【箱根駅伝】「山の神」について少し語らせて❢
さる2月に現役を引退された
「初代 山の神」と称される今井正人さん。
きたる4月1日付で母校・順大長距離ブロックのコーチに就任することが発表されました⤵
さて、ここで一つ、
「山の神」についていくつか「プチ情報」を挙げさせてもらいます❢
① 過去にもいた「山の神」
遡ればまだまだ多くの「山の神」がいるのでしょうが、ここではわかりやすいところで2人だけ挙げさせてもらいます。
まずは今でも解説やランニング番組でおなじみの
「金哲彦さん」
彼は瀬古選手が卒業したあとの早稲田大学を支えた駅伝ランナーでした（当時は「木下哲彦」として出場）。
第59回大会 5区2位
第60会大会 5区2位
第61回大会 5区1位
第62回大会 5区1位
文句なしの「山の神」にふさわしい活躍ぶりだったのです❢
もう一人がちょうど金さんと入れ替わりで箱根駅伝に出場した
「仲村明さん」
彼は順大で今井正人さんの先輩です。
僕はほぼ同年齢＆同郷（千葉）でよく知っているのですが、小柄（おそらく160センチ程度！？）でありながら、3000㍍障害のトップランナーでした✨
第63回大会 6区2位
第64会大会 6区1位
第65回大会 5区2位
第66回大会 5区2位
山登りの5区は2回走りいずれも2位ですが、彼の特筆すべきことは、その前の2回は山下りの6区でも2位・1位という成績を残していること❢
順大は伝統的に「箱根の山」に強いのです❢
だからもし、今年卒業の三浦龍司選手（4月からスバル所属）も5区、あるいは6区を走っていたらどうだったのだろう❓と思わずにはいられません。
タフな3000㍍障害の五輪入賞者だけになおさら、ネ♪
② 今井氏は実はマラソンランナーとしてスゴかった❢
「山の神」と崇められてしまうとそちらに注目が集まりすぎるのが少し悲しいところでもあります。
今井さんのマラソンベスト記録は2015年2月の東京マラソンで出した2時間7分39秒。
まもなく31歳というベテランの領域に入るタイミングで出されたのがなおスゴいです❢
残念だったのはその年の北京世界陸上マラソン代表を勝ち取りながら体調不良で欠場したことですよねぇ．．．
しかしながら、5000，10000メートルというトラック種目のタイムは決して良くはないながらもマラソンは2時間7分台ですから、彼はれっきとした
「マラソンランナー」だったのです❢
③ 順大復活の兆しと「新・山の神」候補♪
4月に順大に入学する川原琉人選手は異色かつ実力者です❢
長崎・五島南高校では陸上部員がわずか5人❢
だから当然駅伝チームは組めない(;_;)
でありながら1月の都道府県対抗男子駅伝では一区で区間新❢
さらに
「箱根では5区を走りたい」
と公言しているのです❢
それで「今井コーチ」からの指導となれば．．．というわけです♪
最後におまけ
今井氏は現役時代所属のトヨタ自動車九州から
「出向」の形で活動するそうです
（順大スポーツ健康科学部の非常勤講師）。
この辺はなんとなく日本のサラリーマンっぽい扱いな気が💦
今井さんが4年生だった2007年・第83回大会優勝を最後に順大は成績が振るわないことが多いだけに、是非「今井コーチ」として箱根を制し、ご本人の待遇も、
「実績を引っ提げて監督就任」など羽ばたいて欲しいですネ♪
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