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「過去の賢人」に自分をなぞらえる快感と意義

BSプレミアムで先日観た、
『英雄たちの選択スペシャル 「決戦!西南戦争 ラストサムライ 西郷隆盛の真実」』、
見応えあり、得るもの多々の良作でした。

ちなみに、初回放送は2018年11月29日(木)であり、今回は再放送になります。

詳細⤵︎
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2018094522SA000/

私にとっての西郷のイメージは、明治維新に多大なる貢献をしたという事実も漠然とわかりながら、どちらかといえば学生時代の勉強の名残で、「征韓論に敗れて下野し、西南戦争で『無駄に⁈』命を落としてしまった悲運の人」という印象が強いのが事実です。

今回この番組を観て、私が率直に感じたのは、
「現在の世の中にも、当時の西郷と同じような『将来の日本に対する憂い』を抱いている人は多いのではないか?少なくとも私はそうである」という思いです。

とかくこの世は、
「過去の経験、事実は役に立たない」
「これまでの『当たり前・常識』を打破しないと前に進めない」
などと強調されますが、その考えに固執するのも考えものです。

私自身、今生きている中でのもどかしさって、きっと当時の西郷も同じだったのだろうと勝手に?ダブらせて自らを鼓舞します。

また、昔の賢人が生きた時代より今の我々の方が進歩しているなんて考えるのは早計だという危惧もあります。

西郷からさらに時代を巻き戻しますが、「川中島の戦い」において遥か彼方で出兵した上杉謙信の動向を即座に知るための武田信玄の「狼煙(のろし)」なんて今考えても凄すぎます!

参考⤵︎
https://www.nagano-cvb.or.jp/furinkazan/siseki/entry/000218.html

100キロをゆうに超える謙信側の進撃を、いくつもの山々の山頂からの狼煙(のろし)を中継してわずか数時間で知ることが出来たというエピソード。

むしろ今の我々がこのレベルの創意工夫を重ねることが出来るなら、今よりもっともっと凄いことが出来るのではないか?

「歴史から学ぶ」
「歴史に自分をなぞらえる」

これらのことから得られる「果実」をより多くの人に知ってもらいたい!
そんな思いで私の発信は続けます。

ちなみに、西郷にしろ信玄にしろ、新しい発見で「史実」はどんどん変わるかもしれません。
しかしながら、そんなことは関係なく、その時その時で人それぞれ様々な解釈で構わないのです。
歴史って自分にうまく活かせられれば「正誤」なんて関係ありません。

では

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