【第六回】株価の動きとその要因
株価は様々な要因によって日々変動します。今回の記事では主要な影響要因を紹介します。
1. 企業業績
企業の財務報告における収益、利益、成長率などの指標が、株価に直接影響します。良好な業績報告は、投資家の信頼を高め、株価を上昇させる傾向があります。
実例:Apple Inc.は2020年7月30日に、2020年第3四半期の収益報告を発表しました。この報告では、売上高が予想を上回り、前年同期比11%増の596億ドルを記録しました。このニュースが伝わった後、Appleの株価はその日の取引で約6.4%上昇しました。
2. 経済状況
GDP成長率、失業率、インフレ率などのマクロ経済指標は、企業の収益性に影響を与えるため、間接的に株価に影響を及ぼします。
実例:2008年の世界金融危機は、特に9月15日のリーマン・ブラザーズの破綻発表後、世界的な株価の大暴落を引き起こしました。破綻発表の週に、ダウ・ジョーンズ工業平均は約4.5%下落しました。
3. 市場センチメント
投資家の感情や期待も重要な影響要因であり、楽観的または悲観的な見通しは株価に反映されます。
実例:テスラの株価は、イーロン・マスクのツイートや未来の技術展望に対する市場の期待によって大きく動くことがあります。2020年5月1日、イーロン・マスクがTwitterで「Teslaの株価が高すぎる」とツイートしたことで、Teslaの株価はその日に約10%下落しました。
4. 政治的・社会的要因
選挙結果、政治的不安、地政学的リスク、自然災害などが株価に影響を及ぼすことがあります。
実例:2019年の米中貿易戦争は、両国の企業の株価に影響を与えました。2019年5月、米中貿易戦争が激化した際、5月中旬に米国株は約5%下落しました。この下落は、追加関税の発表や貿易交渉の停滞によるものでした。
5. 金融政策
中央銀行の金利政策や量的緩和などの金融政策は、投資環境に影響を与え、株価に反映されます。
実例:2020年3月、新型コロナウイルスのパンデミックに対応してアメリカ連邦準備制度(FRB)が緊急金利引き下げを行った際、ダウ・ジョーンズ工業平均は約5.2%上昇しました。これは、低金利政策による投資促進と市場の安定化を期待した投資家の反応でした。
最後に
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