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Weekly 特許検索・特許分析

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#特許検索

特許検索・特許分析において課題・目的を調べる際のコツ

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 今日のテーマは「特許検索・特許分析において課題・目的を調べる際のコツ」です。 SDGs(持続可能な開発目標)のような社会課題もありますが、今回焦点を当てるのは低コスト化、小型化、耐熱性といったような技術的な課題になります。 1 キーワード範囲ごとの課題・目的キーワードのヒット件数の違いまず最初にキーワード範囲ごとの課題・目的キーワードのヒット件数の違いについて確認しておきます。 たと

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特許検索式のNOT演算は注意する-NOT演算を使う際の留意点-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 特許検索式を作成する際の演算子としては、 AND OR NOT の3つがありますが、私はNOT演算子はあまり使いません。というのは、NOT演算を用いると、欲しい特許まで除外されてしまう可能性があるからです。 そこで今回はNOT演算をどのように使えば良いのか?というテーマで解説していきます。 NOT演算の確認まずは演算子について確認しておきます。 AとBという2つの概念(キーワ

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ニュースに関連する特許をJ-PlatPatでサクっと探す-核融合発電の米新興企業「ブルー・レーザー・フュージョン」を例に-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 タイトルにある「ニュースに関連する特許をJ-PlatPatでサクっと探す」については以前イーパテントYoutubeチャンネルでも配信したことがあるのですが、 今回はこちらのnoteの方で、別のニュースを取り上げて記事として開設したいと思います。 今回取り上げるのは以下のニュースです。 レーザーを用いた核融合発電というのがあるんですね。。。初めて知りました。 なんと青色発光ダイオード

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生成AIの特許はどうやって調べる?【前編】

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 ここ半年ほどは生成AIの話題で持ちきりですね。。。一方メタバースはどこにいってしまったのか、という感じです。 さて、そんな注目を集めている生成AIですが、いざ関連特許を調べる場合にどうアプローチしたら良いのでしょうか? 今回は生成AIのように(専門家ではない私からすると)捉えどころが難しいテクノロジーの特許検索方法について解説していきます。 1 捉えどころが難しいテクノロジーの特許検

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ChatGPTの進化を確かめてみる-特許請求の範囲を書けるのか?-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 とうとうGPT4がリリースされましたね。 ChatGPTについてはリリース当初から有料で利用していたのですが、以前のバージョンの際に以下のような記事を書いていました。 今回はGPT3.5からGPT4に進化したということで、特許請求の範囲が書けるのか?を確認してみました。 ちなみに私は弁理士ではありませんので、特許明細書作成を行っていません。あくまでGPTの進化を確認するために同じ質問

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特許検索・特許分析にChatGPTを使ってみる

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 2022年11月に公開されたChatGPTに注目が集まっています。 私も少し使ってみましたが、なかなかスゴいです。以下はパテントマップについて聞いた回答です。 今回は特許検索・特許分析にChatGPTをこんな感じで使えるのではないか?という現段階のアイデア・トライアルについてご紹介したいと思います。 1 ChatGPTの特許検索への活用

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キーワード検索で注意しなければいけない場合-マッサージ特許訴訟を例に

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 先日、フジ医療器とファミリーイナダが争っていたマッサージチェア特許訴訟に関する以下のニュースをご覧になった方も多いかと思います。 大阪地裁と知的財産高裁のいずれも、特許権者であるファミリーイナダの受けた損害を幅広く認める判決を言い渡しました。 今回はこの特許訴訟の対象となったマッサージチェアを対象に何回かに分けて特許検索や特許分析のコツ・テクニックについて解説していきたいと思います。

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AIを活用した特許調査・分析の考え方と留意点

本記事は情報機構「特許調査へのAI導入と業務効率化および特許情報の有効活用方法」(2022年9月)に寄稿した論考です。 日本で初めてAIを用いた特許調査ツールである「Lit i View PATENT EXPLORER」(UBIC、現在FRONTEO)1)が登場したのは2015年秋であった。それから7年が経過して、現在は様々なAIを利用した特許調査ツールが各社からリリースされていると同時に、日本特許庁でもAIを活用した先行技術調査や技術動向分析の分類展開への検討を進めている

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特許検索スキル向上!【毎朝特許検索】シリーズ on Twitter(2020.6.29更新)

ふとした思いつきで始めた毎朝特許検索。 月~金の毎朝、身近なトピックを取り上げて、Twitterで特許検索式構築の考え方・コツを解説していきます。 利用するデータベースはGoogle PatentsとJ-PlatPat中心ですので、有料のデータベースを契約していない中小企業、ベンチャー・スタートアップ、特許事務所の方々にも役立つかと思います。 なお、イーパテントのYoutubeチャンネルでも特許検索のコツについて動画をアップしていますが、YouTubeと合わせてご覧いた

国際特許分類(IPC)の新設・改定状況を知る

今日のテーマはIPC・FI・FタームやCPCといった特許分類の中でも、IPCの新設状況や改定状況を知るための方法について解説します。 Derwent Innovationに収録されているマニュアルコードなどデータベース固有の分類体系を除けば、基本的にはIPC(国際特許分類)をベースにFIやCPCが改定されますので、本記事ではIPCの新設・改定状況を中心にお話していきます(なお、基本的にはと書いた通り、FIやCPCが先行することもあります)。 1. 国際特許分類の改定国際特

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海外特許調査・分析時の留意点とポイント

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 本記事は技術情報協会「費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方」(2022年7月)に寄稿した論考です。 本記事を通じて、海外特許調査や分析を行う際の留意点・ポイントについて習得していただければ幸いです。 はじめにグローバル化とは「資本や労働力の国境を越えた移動が活発化するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって世界における経済的な結びつき

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特許検索マトリックスからJ-PlatPat論理式自動生成【詳細版】

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 昨年11月に特許検索マトリックスからJ-PlatPat論理式自動生成【簡易版】というタイトルで、Excelにキーワードや特許分類を記入することで自動的にJ-PlatPat論理式を生成できるファイルを紹介しました。 この時の特許検索マトリックスは非常にシンプルなものだったので、もう少し複雑な特許検索マトリックスに対応できるバージョンを作成しました。 1 詳細版特許検索マトリックス今回の特

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特許検索式作成時のキーワード・同義語抽出テクニック【後編】-口内炎を例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 前回は特許検索式作成時のキーワード・同義語抽出テクニックの前編ということで、ウェブサイトでの予備検索および無料ツールを活用したキーワード・同義語抽出テクニックについて紹介しました。 後編では、特許分類も使ったより網羅的なキーワード・同義語抽出テクニックについて解説します。 なお、今回はJ-PlatPatでは出来ない検索になるので、商用データベースPatentSQUAREを利用しています

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特許検索式作成時のキーワード・同義語抽出テクニック【前編】-口内炎を例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 4月になって新たに特許調査・分析やIPランドスケープの業務に従事されることになった方もいらっしゃるかと思います。また、知財部門に新人が入って特許検索を指導する立場になった方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、特許検索の基礎を学びなおすということで、口内炎対策技術を例に中でもキーワード・同義語の抽出テクニックに関する記事をまとめました。 ちなみに、なぜ口内炎なのか? 私は体調を崩す

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