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Weekly 特許検索・特許分析

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#検索式

特許検索式のNOT演算は注意する-NOT演算を使う際の留意点-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 特許検索式を作成する際の演算子としては、 AND OR NOT の3つがありますが、私はNOT演算子はあまり使いません。というのは、NOT演算を用いると、欲しい特許まで除外されてしまう可能性があるからです。 そこで今回はNOT演算をどのように使えば良いのか?というテーマで解説していきます。 NOT演算の確認まずは演算子について確認しておきます。 AとBという2つの概念(キーワ

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ニュースに関連する特許をJ-PlatPatでサクっと探す-核融合発電の米新興企業「ブルー・レーザー・フュージョン」を例に-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 タイトルにある「ニュースに関連する特許をJ-PlatPatでサクっと探す」については以前イーパテントYoutubeチャンネルでも配信したことがあるのですが、 今回はこちらのnoteの方で、別のニュースを取り上げて記事として開設したいと思います。 今回取り上げるのは以下のニュースです。 レーザーを用いた核融合発電というのがあるんですね。。。初めて知りました。 なんと青色発光ダイオード

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特定用途の要素技術に関する特許を調べるためには-デンソーの空飛ぶクルマ向けモーターを例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 先日の日経XTECHのニュースで「業界騒然の空飛ぶクルマ向けモーター、デンソーに聞いた高出力密度のワケ」 という記事がありました。 この記事では デンソーの空飛ぶクルマ向けモーター に言及されているわけですが、特許を調べる際に 〇〇用の△△ のように用途〇〇向けの要素技術△△というのを調べたいケースってありますよね? 今回は特定用途の要素技術に関する特許を調べるための考え方に

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電動モビリティ(電気自動車・EV)に関するグローバル出願トレンド①-ライブ特許分析動画-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 本noteで以前に「電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式作成の考え方」という記事を投稿しました(有料記事)。 この記事で作成した電動モビリティ(電気自動車・EV)に関するグローバル特許・実用新案の分析母集団は約60万ファミリーとなりました。 本シリーズでは、この約60万ファミリーをベースとした電動モビリティ(電気自動車・EV)に関するグローバル特許出願トレンドについて複数回に

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電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式作成の考え方②-検索式を作成する-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 前回からスタートした「電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式作成の考え方」 初回は「分析対象範囲」について解説しました。 第2回では実際に私が作成した検索式をベースにキーワードや特許分類の選択について解説していきたいと思います。 3 私が作成した電気自動車の分析母集団検索式まずは私が作成した電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式について見ていただきましょう(利用してい

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電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式作成の考え方①-分析対象範囲を決める-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 脱炭素・カーボンニュートラルに注目が集まって早数年経過しました。 トヨタ自動車の新社長に就任する佐藤氏もEVを起点に改革を進めると述べており、今後より一層研究開発・商品開発動向に注目が集まってくると考えられます。 最近は、特許分析をテーマにした記事が多かったので、今回は久しぶりに電気自動車(EV)を対象にした検索式作成の考え方について解説していきたいと思います。 今回用いるデータベー

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キーワード検索で注意しなければいけない場合-マッサージ特許訴訟を例に

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 先日、フジ医療器とファミリーイナダが争っていたマッサージチェア特許訴訟に関する以下のニュースをご覧になった方も多いかと思います。 大阪地裁と知的財産高裁のいずれも、特許権者であるファミリーイナダの受けた損害を幅広く認める判決を言い渡しました。 今回はこの特許訴訟の対象となったマッサージチェアを対象に何回かに分けて特許検索や特許分析のコツ・テクニックについて解説していきたいと思います。

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特許検索スキル向上!【毎朝特許検索】シリーズ on Twitter(2020.6.29更新)

ふとした思いつきで始めた毎朝特許検索。 月~金の毎朝、身近なトピックを取り上げて、Twitterで特許検索式構築の考え方・コツを解説していきます。 利用するデータベースはGoogle PatentsとJ-PlatPat中心ですので、有料のデータベースを契約していない中小企業、ベンチャー・スタートアップ、特許事務所の方々にも役立つかと思います。 なお、イーパテントのYoutubeチャンネルでも特許検索のコツについて動画をアップしていますが、YouTubeと合わせてご覧いた

特許分析を行う際に大量の中国特許出願をどうすれば良いのか?

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 分析プロジェクトをご依頼いただくクライアントや、特許分析のセミナー受講生から「分析母集団に中国特許・実用新案の出願が大量に含まれてしまうのですが、どうすれば良いのでしょうか?」という質問をいただくことがあります。 今回はこの大量の中国特許出願についての対応の方法について私の考え方をまとめておこうと思います。 1 最初に結論まず最初に結論=私の考えを述べておきます。

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特許から見るメタバース・XR関連テクノロジートレンド②-メタバース・XRに関する特許分析を行う際の考え方とグローバル出願トレンド-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動する知財情報コンサルタントの野崎です。 2022年5月26日にFIPAS主催セミナー「特許から見るメタバース・XR関連の最新状況 -日本企業にとってのチャンス領域-」で、特許から見たメタバース・XRの最新トレンドについて講演させていただきました。 本noteでは、セミナーで発表した内容・分析結果について3回に分けて有料公開していきます。 今回は2回目として「メタバース・XRに関する特許分析を行う際の考え方とグローバル出願トレンド

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特許検索式作成時のキーワード・同義語抽出テクニック【前編】-口内炎を例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 4月になって新たに特許調査・分析やIPランドスケープの業務に従事されることになった方もいらっしゃるかと思います。また、知財部門に新人が入って特許検索を指導する立場になった方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、特許検索の基礎を学びなおすということで、口内炎対策技術を例に中でもキーワード・同義語の抽出テクニックに関する記事をまとめました。 ちなみに、なぜ口内炎なのか? 私は体調を崩す

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特許検索マトリックスからJ-PlatPat論理式自動生成【簡易版】

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 私がセミナー・講演で特許検索式構築について講義させていただく際、特許検索マトリックス®というものをベースに説明しています。 過去の書籍や 無料で閲覧できる論考「弁理士が知っておきたい 国内外特許情報調査の基礎知識」 でも解説していますが、調査観点を整理した上で、キーワードや特許分類などをマトリックス上で整理するものです。この整理したマトリックスからキーワードのみのAND演算、特許分類

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洋上風力発電-特許出願状況から見る2050年脱炭素化グリーン成長戦略シリーズ【日本特許分析編】

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 このnote有料マガジン「Weekly特許検索・特許分析」で特許出願状況から見る2050年脱炭素化グリーン成長戦略シリーズを新たにスタートしたいと思います。 本シリーズでは各テクノジーの出願トレンドを見ていただくだけではなく、分析母集団検索式も開示しますので、皆様が同様のテーマに取り組む際の参考にしていただければと思います。 ご存じの方も多いと思いますが、2020年10月に日本政府は2

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特許検索式の日本語キーワード・同義語を網羅的に集めるためには-水素エネルギー・アンモニアで注目される水電解を例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 昨年10月の菅首相のカーボンニュートラル宣言、そして12月に経済産業省から発表された「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」。 この中で水素エネルギーやアンモニア発電に注目が集まっていますが、 経済産業省の産業構造審議会・グリーンイノベーションプロジェクト部会「エネルギー構造転換分野ワーキンググループ」の資料に水素製造設備である”水電解”について取り上げられていました。

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